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細貝がファルファンとのマッチアップ制す、レバークーゼンがシャルケに快勝

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 ブンデスリーガは17日、第12節1日目を行い、MF細貝萌の所属する5位レバークーゼンはホームでDF内田篤人の所属する2位シャルケに2-0で快勝し、2試合ぶりの白星を飾った。細貝は左SBで4試合連続の先発出場。ペルー代表MFファルファンとのマッチアップを制し、2試合ぶりのフル出場で完封勝利に貢献した。右太腿肉離れの内田は2試合連続で欠場している。

 ホームのレバークーゼンは立ち上がりからチャンスをつくる。前半2分、FWシュールレの左クロスにFWキースリンクが頭で合わせるが、ゴール上へ。同13分、左45度から狙ったキースリンクのシュートもわずかにゴール右へ外れた。

 左サイドでMFファルファンと激しいマッチアップを見せる細貝は守備に比重を置き、体を張って対応する。それでもシャルケは前半27分、ファルファンが低い位置から斜めにスルーパスを通し、MFドラクスラーが決定的なシュート。GKが弾いたこぼれ球に再びドラクスラーが詰めたが、シュートはまたもGKが体に当て、ゴールを死守した。

 前半39分には細貝の鋭いスライディングタックルでファルファンが転倒。判定はノーファウルだったが、ピッチに倒れ込んでアピールするファルファンに対し細貝が激しいジェスチャーを見せるシーンもあった。

 レバークーゼンは前半45分、カウンターからドリブルで駆け上がったシュールレが右足ミドルを叩き込み、先制点。前半終了間際に均衡を破り、1点リードで折り返すと、後半も試合の主導権を握った。後半16分、キースリンクからパスを受けたMFラース・ベンダーが右足でシュート。惜しくも右ポストを直撃すると、跳ね返りをキースリンクがループシュートで狙ったが、わずかにゴール上に外れた。

 攻撃の糸口をつかめないシャルケは後半17分、ファルファンが細貝に対し、ひじ打ちのファウル。思うようなプレーができず、苛立ちを隠せなかった。するとレバークーゼンは同22分、相手のパスミスを奪ったMFゴンサロ・カストロのラストパスからキースリンクがDFパパドプロスをかわして左足で追加点。2-0とリードを広げた。

 シャルケは後半24分、ファルファンに代えてMFマリカを投入。ベンチに下がったファルファンは交代に不満をあらわにし、ステフェンス監督と口論になり、そのままロッカールームに引き上げた。注目のマッチアップは細貝の“完勝”。チームとしてもそのまま6試合ぶりの無失点に抑えた。

 レバークーゼンは後半35分、PA内で仕掛けたシュールレが倒され、PKを獲得。ところが、キッカーを務めたキースリンクのシュートはGKウンナースタルにキャッチされた。シャルケは同37分、シュールレの突破をファウルで止めたパパドプロスがこの日2枚目の警告で退場。最後までいいところのない完敗で、2試合ぶり今季3敗目を喫した。


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