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長谷部が今季初のボランチで先発、守備で奮闘も1-1ドロー

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 ブンデスリーガは2日、第15節3日目を行い、MF長谷部誠の所属するボルフスブルクはホームでハンブルガーSVと対戦し、1-1で引き分けた。7試合連続先発出場となった長谷部は今季初めてダブルボランチの一角で先発。2試合連続のフル出場を果たしたが、チームは勝ち切れず、3試合白星なし(2分1敗)となった。

 前半9分、セカンドボールを拾った長谷部がミドルシュート。これはゴール上に大きく外れたが、積極的にゴールを狙った。その後も中盤で体を張ったディフェンスを見せると、シンプルにボールをさばいて攻撃の起点となる。久々のボランチでの先発チャンスに必死のアピールを見せたが、チームは立ち上がりから劣勢を強いられた。

 前半26分、ハンブルガーSVはスルーパスに抜け出したFWバイスターが先制点。ボルフスブルクも同30分、DFナウドが直接FKを狙うが、GKレネ・アドラーの好守に阻まれる。同44分、右サイドから中に切れ込んだMFビエリーニャの左足ミドルもGKが好セーブ。前半は1点ビハインドで折り返した。

 後半、徐々に押し込んでいくボルフスブルクは後半23分、セットプレーの流れから同点に追いつく。MFジエゴの左CKは一度はクリアされたが、セカンドボールをつないで再び左サイドのジエゴへ。ジエゴからのスルーパスに反応したDFシェーファーがゴールライン際までえぐってマイナスに折り返し、DFシェアーがヘディングで流し込んだ。

 1-1と試合を振り出しに戻し、勢い付くボルフスブルクだが、後半31分のビエリーニャのシュートは惜しくもポストを直撃。終盤は一方的に攻め込みながら、2点目が遠かった。結局、試合は1-1のドロー。フル出場の長谷部はボランチでバランスを取り、攻撃参加の場面は少なかったが、守備では献身的なカバーリングを見せるなどチームに貢献した。


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