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大前が途中出場でブンデスデビュー、決定機も初ゴールならず

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 ブンデスリーガは20日、第18節3日目を行い、今冬にFW大前元紀が完全移籍で加入したデュッセルドルフはホームでアウクスブルクと対戦し、2-3で敗れた。移籍後初戦となった大前はベンチスタート。0-2の後半24分から途中出場し、ブンデスリーガデビューを果たした。

 約1か月のウインターブレイク明けの初戦。降格圏内の17位アウクスブルクをホームに迎え、確実に勝ち点3を上積みしたい13位デュッセルドルフだったが、苦しい展開を強いられた。前半40分、DFファナンが頭でバックパスしたボールをGKギーファーがキャッチし損ね、FWメルダースに先制点を許すと、同45分にはアウクスブルクのMFク・ジャチョルが追加点。2点ビハインドで前半を折り返すことになった。

 後半開始から2選手を交代したデュッセルドルフだが、ピッチに入ったのは大前ではなく、FWダニ・シャヒンと今冬にハンブルガーSVから加入したMFロベルト・テシュ。徐々に攻勢を強めていくが、フィニッシュの精度を欠き、1点が遠い。すると後半24分、最後の交代カードで大前を投入。中盤の右サイドに入り、ブンデスリーガデビューとなった。ところが直後の後半26分、味方DFからのバックパスを受けたGKギーファーのキックが、プレッシャーをかけに来たメルダースの体を直撃。ボールは跳ね返ってゴールマウスに吸い込まれ、0-3とリードを広げられた。

 デュッセルドルフは後半28分、右サイドを突破したFWクルーズの折り返しにMFライジンガーが合わせ、1点を返す。同37分には左45度からのFKのチャンスに大前がキッカーを任されたが、右足のシュートは壁を直撃。40分のFKの場面では大前はポイントに立たず、DFボジェクのキックがGKの好セーブに阻まれた。

 後半45分には大前が決定機を迎えるが、シュートはブロックに阻まれる。初ゴールはならなかったが、このプレーで獲得した右CKからこぼれ球をライジンガーが蹴り込み、2-3と1点差に追い上げた。必死の反撃を見せるデュッセルドルフだが、試合はそのまま2-3で終了。ホームで痛い敗戦を喫し、後半戦初戦で2試合ぶりの黒星となった。一方のアウクスブルクは昨年10月5日のブレーメン戦(3-1)以来、11試合ぶりとなる今季2勝目。アウェーでは今季初勝利を飾った。


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