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約1か月ぶり復帰の長友が同点ゴールに絡む、インテルは敵地でローマと引き分ける

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 セリエAは20日、第21節を各地で行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルは敵地でローマと対戦し、1-1で引き分けた。約1か月ぶりの出場を果たした長友は先発メンバーに名を連ねると、後半12分までプレー。前半アディショナルタイムのFWロドリゴ・パラシオのゴールに絡む活躍を見せた。

 先月18日のコッパ・イタリア5回戦のエラス・ベローナ戦で左足を負傷したため、約1か月ほど戦線離脱を強いられた長友。この日ようやく復帰を果たし、右MFで先発メンバーに名を連ねた。

 先制点はローマに入る。前半22分、ローマはMFマイケル・ブラッドリーがDFアンドレア・ラノッキアに倒され、PKを獲得。これをFWトッティが豪快に左上に蹴り込み、ローマが1点を先取した。だが徐々に盛り返しを見せたインテル。同37分にはFWマルコ・リバヤのシュートが左ポストを叩くなど、惜しいチャンスを作った。

 すると終了間際の前半アディショナルタイム、右サイドの長友にボールが渡ると長友は中央のMFフレディ・グアリンにパス。グアリンはミドルシュートで豪快に狙うが、DFの網に引っ掛かる。だがこぼれ球を自ら拾い、PA内に侵入すると体の強さを見せて中に折り返す。このクロスをゴール前でパラシオが合わせて、土壇場でインテルが試合を振り出しに戻し、前半を折り返した。

 後半はお互いなかなかチャンスを作れない。インテルは故障明けの長友を後半12分に下げ、MFジョエル・チュクマ・オビを投入。長友は同点ゴールに絡んだものの、それ以外は目立った活躍は出来ず、ピッチをあとにした。

 終盤はローマペースで試合は進んだ。だが後半35分、DFイバン・ピリスがフリーでシュートを放つが、枠上に外れる。同38分にはFWエリク・ラメラが枠内シュートを放つが、GKサミール・ハンダノビッチが好セーブで防いだ。試合はこのまま1-1で終了。名門対決はお互い勝ち点1ずつを分け合う結果となった。


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