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乾のミスから失点…フランクフルトは下位相手に零封負け

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 ブンデスリーガは14日、第29節3日目を行い、MF乾貴士の所属するフランクフルトは敵地でアウクスブルクと対戦し、0-2で敗れた。乾は6試合連続で先発したが、自身のミスが失点につながるなどプレーに精彩を欠き、チームも2連敗となった。

 来季の欧州CL出場権獲得を目指す6位フランクフルトと1部残留を目指す16位アウクスブルクの対戦は、ホームのアウクスブルクが立ち上がりから試合の主導権を握った。前半27分にはFWチ・ドンウォンが先制点。フランクフルトは押し込まれる時間が長く、なかなか攻撃に移れなかった。

 左サイドで先発した乾もなかなかボールに絡めず、守備に追われた。前半31分には自陣PA内でDFフェルハーフを後方から倒してしまい、PKを献上。しかし、DFカルセン・ブラッカーのキックはゴール上に外れ、絶体絶命のピンチをしのいだ。

 乾は前半36分、左サイドからドリブルで中に切れ込み、右足でシュート。得意な形でフィニッシュまで持ち込んだが、GKの好守に阻まれた。アウクスブルクは同45分にチ・ドンウォンが再びゴールネットを揺らしたが、直前のプレーでファウルを取られ、1点差のまま後半に折り返した。

 後半もアウクスブルクのペースで進む。開始1分には最終ラインのミスを突いたFWメルダースが絶好機を迎えるが、シュートはわずかにゴール左へ。フランクフルトを押し込むと、後半10分、相手PA近くで乾のパスミスをカット。最後はMFモラーベクのラストパスに抜け出したチ・ドンウォンが自身2点目を奪った。

 まずは1点を返したいフランクフルトだが、なかなか反撃の糸口をつかめない。乾もミスを取り返そうと懸命にプレーしたが、得点には結びつかず。そのまま0-2の零封負けを喫した。一方のアウクスブルクは3試合ぶりの白星。残留圏となる15位デュッセルドルフとの勝ち点差を「3」に縮めるとともに、自動降格となる17位ホッフェンハイムとの勝ち点差も「3」に広げた。


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