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決定力欠いたチェルシー、モウリーニョ「毎週どこかのスタジアムで起きている」

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[9.14 プレミアリーグ第4節 エバートン1-0チェルシー]

 プレミアリーグは14日、第4節を行い、チェルシーは敵地でエバートンに0-1で敗れ、今季初黒星を喫した。今夏の移籍市場で獲得したFWサミュエル・エトーも先発出場したが、決定機に決め切れず、プレミアデビュー戦は不発に終わった。

 チャンスの数ではチェルシーが上回りながらフィニッシュの精度を欠いた。前半アディショナルタイムに先制を許すと、後半もチャンスを生かせず、2試合連続の無得点。ジョゼ・モウリーニョ監督は「我々は得点を決めることがなかった。我々には多くのチャンスがあった。フットボールの世界での経験がある人であれば、こういうことが毎週どこかのスタジアムで起こっていることを知っているだろう」と淡々と振り返った。

「得点を決めることができなければ、チャンスをつくることは何の意味もない。チャンスをつくることができなくても、得点を決めることができれば、勝ち点3を手にすることができる。シンプルなことだよ。ゴールのない芸術的なフットボールは良いものではない」

 デビュー戦となったエトーについては「キャリアにおいて、常に殺し屋のような鋭さを備えていた。彼の試合への関わり方について、私は満足している。チームと良い形で理解を深めているように見えた」と評価した。

 立ち上がりの前半4分にはMFラミレスのクロスからエトーが決定的なヘディングシュートを放ったが、枠を捉え切れなかった。モウリーニョ監督は「エトーは適切にヘディングする必要があった」と指摘したが、決定機を生かせなかったのはエトーだけではないとも語った。

「シュールレがハワードの正面に入ったとき、彼はエトーにボールを戻した。そのパスは遅く、エトーは待たなければならなかった。そのことでバリーに戻る時間を与えてしまった。それがスピードのあるパスなら、エトーは先制点を決めただろう」

「バーを越えたシュールレのシュートもあった。そのとき、彼はシュートするのではなく、ネットの中にパスを出す必要があった。ラミレスがGKの前に立ったときも難しいことはなかった」

 チーム全体の拙攻を嘆いた指揮官は「我々は自分たちがやったことを変えることができなかった。だが、他の日には、自分たちが勝利に値していなくても、勝つことがあるだろう」と、切り替えるように言った。


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