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英語で話すも真意伝わらず…D・コスタへの発言で苦しむフランス代表DFズマ

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 チェルシーは今月19日に行われたプレミアリーグ第6節でアーセナルと対戦し、2-0で勝利した。試合後の発言でチェルシーのフランス代表DFクル・ズマ(20)が苦境に立たされている。英『BBC』が報じた。

 アーセナル戦ではD・コスタがDFローラン・コシールニーの顔に手をかけたことで、激昂したDFガブリエウ・パウリスタとの小競り合いが発生。主審は両者にイエローカードを提示するも、怒りが収まらなかったガブリエウはD・コスタを蹴り、退場処分を受けていた。

 この試合後、『beIN Sports』のインタビューへ英語で応じたズマは「僕らはジエゴをよく知っている。彼は相手選手を騙して試合から追い出すことが好きなんだ」と発言。「彼は実際は本当にいい奴なんだ。僕らは彼がチームにいることを誇りに思っている」とも言及したが、「ジエゴは相手選手を騙すのが好き」というコメントばかりが一人歩きした。

 英『BBC』によると、ズマは自身の『Twitter』で「多くの人を混乱させてしまって申し訳ない。英語は僕の母語ではないんだ。彼を非難するつもりはなかった」と説明。「彼は相手選手へプレッシャーをかけることができる選手だと伝えたかったんだ。僕は彼のことをとても尊敬している」と語った。

 チェルシーの広報担当者は「試合直後に若い選手が第二言語で話すことは厳しい」と話し、「彼は自身の言葉によって、チームメイトであり友人を攻めてしまったと深く動揺している」と20歳DFの心境を明かしている。

 イングランドサッカー協会(FA)は21日、今回の件についてはD・コスタとガブリエウの双方に加え、選手をコントロールできなかった両クラブへ処分を下すと発表した。

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