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M・ゴメス、ベジクタシュ退団を表明 トルコの政情不安を理由に

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 ドイツ代表FWマリオ・ゴメスは、ベジクタシュを退団する意志を表明した。トルコで先日発生したクーデター未遂が理由だと説明している。

 15日夜にトルコ軍の一部勢力が起こしたクーデターの試みは鎮圧されたが、一般市民も含め200人以上とみられる犠牲者を出す惨事となった。

 フィオレンティーナからのレンタルで昨夏ベジクタシュに加入したM・ゴメスの契約には完全移籍のオプションも盛り込まれていたが、本人はトルコを去ることを決意した。『フェイスブック』で次のように声明を出している。

「難しい決断であり、よく考えなければならなかった。この素晴らしいクラブの素晴らしいファンの前でこれ以上プレーしないというのは僕にとってとても重い決断だ」

「理由は完全に政治状況によるものであって、スポーツ面やその他の理由はまったくない。純粋に、ここ数日で起こった恐ろしい出来事によるものだ。そのことを理解してほしいと思う」

 ベジクタシュのクラブやファンには強い愛着を抱いていることを強調し、政情不安が解消されればいつか戻ってきたいという希望も述べている。

「この政治的問題が、早急に平和的な形で解決されてほしいと望んでいる。そして、再びベジクタシュでプレーすることが僕の大きな願いだ。この1年間で、このクラブと国は僕の心にすごく近づいた。また会えることを願っている」

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