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セリエA最古のジェノアが米国資本に…新会長は元ミラン会長の主治医

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 ジェノアは15日、米777パートナーズが正式に新オーナーとなったことを、公式サイトを通じて発表した。

 1893年創設のセリエA最古のクラブ、ジェノアが米国資本へと移り、18年にわたるエンリコ・プレツィオージ体制は幕を下ろした。15日午後、ミラノにおいて、2003年からクラブを率いたプレツィオージ前会長と、777パートナーズの代表であるアンドレス・ブラスケス氏および新会長に就任するアルベルト・ザングリッロ氏らが面会。クラブ譲渡に関する書類に署名を行い、ジェノアは正式に新オーナーへと引き継がれた。

 ジェノアは公式サイトにおいて、「本日、ジェノアの譲渡が完了し、777パートナーズがイタリア最古のクラブの新オーナーとなった。また、アルベルト・ザングリッロがクラブの取締役会の一員となり、新会長に就任する」と発表した。

『スカイスポーツ』によれば、ザングリッロ新会長は、地元ジェノバ出身の63歳。かねてよりジェノアの大ファンだったほか、元ミランの名物会長シルビオ・ベルルスコーニ氏の主治医を30年以上にわたって務めてきたことでも知られる。プレツィオージ前会長がジェノアを売りに出した2017年、ベルルスコーニ氏に対し、クラブを買収するよう説得したとも伝えられている。ザンガリッロ新会長は15日、ツイッターを更新。歓喜するジェノアの選手たちとサポーターを写した写真を投稿し、「このために戦う」と綴り、意気込みを示した。

 なおジェノアには、1994-95シーズンに元日本代表FW三浦知良が所属。セリエAでプレーした最初の日本人選手となり、デルビー・デラ・ランテルナ(ジェノバダービー)で得点を挙げて脚光を浴びた。また2019年夏には、MF鎌田大地の獲得に乗り出したが、実現しなかった。

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