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アセンシオの無回転ミドル炸裂!! “得点源コンビ”不在のR・マドリーが辛くも白星

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FWマルコ・アセンシオ

[2.6 ラ・リーガ第23節 R・マドリー 1-0 グラナダ]

 ラ・リーガは6日、第23節を行い、レアル・マドリーグラナダを1-0で破った。エースのFWカリム・ベンゼマが負傷離脱、FWビニシウス・ジュニオールが出場停止という中、後半24分にFWマルコ・アセンシオが決勝点。2試合ぶりの白星で2位セビージャとの勝ち点差を6に広げた。

 最初の決定機はグラナダに訪れた。前半5分、自陣左サイドでのボール奪取からMFマキシム・ゴナロンが右サイドに大きく展開すると、FWアントニオ・プエルタスがフリーで反応。だが、強烈なシュートはGKティボー・クルトワに阻まれ、先制のチャンスを活かすことができなかった。

 その後はR・マドリーが立て続けに攻め上がり、0トップ起用のMFイスコにボールを集めながら攻撃を展開。前半14分にはMFルカ・モドリッチの縦パスをイスコが落とし、3人目の動きでエリア内に侵入したアセンシオが惜しいシュート放った。

 さらに前半31分、R・マドリーはMFトニ・クロースのサイドチェンジが右サイドにまっすぐ通り、DFダニエル・カルバハルがワンタッチで折り返し、チャンスを狙う。しかし、グラナダDFカルロス・ネバのクリアボールはクロスバーに当たって跳ね返り、ゴールにはつながらなかった。

 一方のグラナダは前半36分、カウンターからMFミルト・ウズニが抜け出し、シュートはミートし切れずクルトワに防がれたがまたも決定機。グラナダは同40分前後にも、左右のクロスからFWルイス・スアレス、M・ウズニが立て続けにヘディングのチャンスをつくり、優勢を保っていた。

 それでもR・マドリーも譲らない。前半43分、右のショートコーナーからパスを受けたアセンシオがゴール右斜め前から強烈なミドルシュートを放ち、GKルイス・マキシミアーノ
を強襲。同44分にはアセンシオのクロスからイスコが強烈な左足ボレーで狙ったが、これもL・マキシミアーノに阻まれ、0-0のまま前半を終えた。

 R・マドリーは後半開始時、MFエドゥアルド・カマビンガに代えてMFフェデリコ・バルベルデを投入する。すると4分、クルトワのロングキックをバルベルデが頭で落とし、アセンシオからのリターンを受けたバルベルデが相手を振り切り、ゴール前に侵入。ところがここでホイッスル。DFラウール・トレンテへのファウルがあったとしてプレーが止められた。

 その後もR・マドリーが一方的に優勢を維持し、FWロドリゴ・ゴエスが積極的なドリブル突破から惜しいシュートを連発。グラナダは後半17分、スアレスに代わってエースのFWホルヘ・モリーナを投入すると、R・マドリーは同20分にロドリゴとイスコを下げてFWルカ・ヨビッチとFWエデン・アザールを入れた。

 すると直後の後半21分、R・マドリーは細かいスペースをバルベルデとアザールが細かいスペースで絡んだ崩しからヨビッチがシュート。惜しくも左に外れたが、投入されたばかりのコンビでさっそく良い形をつくった。

 そして後半24分、R・マドリーがついにスコアを動かした。中盤からのクロースの浮き球パスはヨビッチに通らずクリアされたが、こぼれ球をDFエデル・ミリトンが奪い返すと、パスをエリア外でトラップしたアセンシオが左足一閃。豪快な無回転ミドルシュートをゴール左隅に突き刺した。アセンシオは今季6点目。ユニフォームを脱いで喜びを爆発させた。

 さらにR・マドリーは後半34分、ヨビッチが右サイドを攻め上がると、モドリッチがトリッキーなパスで左サイドに流し、ドリブル突破を仕掛けたアザールがDFマキシム・ゴナロンに倒される。主審は当初PKを指したが、VARの介入によってFKに変更。クロースのキックはL・マキシミアーノにキャッチされ、追加点とはならなかった。

 R・マドリーは後半38分、バルベルデのボール奪取からショートカウンターを仕掛けたが、抜け出したヨビッチのシュートは相手DFがブロック。さらにこぼれ球をアセンシオが狙うも、L・
マキシミアーノのスーパーセーブに阻まれた。そのまま試合はタイムアップ。17得点のベンゼマ、12得点のビニシウスと得点源2人を欠いたR・マドリーだったが、なんとか勝ち点3を獲得した。

●ラ・リーガ2021-22特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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