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鎌田大地、途中出場も失点に関与し交代…地元メディアが悲鳴「トップフォームのカマダが必要」

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 フランクフルトは2022年に入ってからの6試合で1勝1分け4敗と苦戦。地元メディア『ヘッセンシャウ』は日本代表MF鎌田大地を不調の要因の1つと見るようだ。

 昨夏に就任のオリバー・グラスナー監督の下で、第10節までわずか1勝と苦しんだフランクフルトは昨年11月からウィンターブレイクまでは6勝1敗と好調もその後は再び低調に。今月19日のケルンとのアウェーマッチは0-1で落とし、2022年4敗目、3回目の完封負けを喫した。

『ヘッセンシャウ』はそんなフランクフルトの不調を分析。攻撃陣の決定力不足や低調、オープンプレーからほとんど好機の演出ができていないこと、1月にドルトムントからレンタルで獲得したアンスガー・クナウフがグラスナー監督の信頼を得ていないことなどを指摘しつつ、「“カマダ要素”が見当たらない」と表現した。次のように記されている。

「(ケルン戦では)ハーフタイムに投入され、終了間際に交代されたあげく、終了のホイッスル直後にはピッチ上という公の場で数秒間監督に説教される羽目に。カマダはケルンで散々な夜を過ごした。25歳は3本のデュエルすべてに敗れ、後半の唯一の絶好機では緩慢なプレーを見せた上で、中盤での不運なアクションで失点に結び付く起点をつくってしまっている」

「だが、フランクフルトにはトップフォームのカマダが必要だ。昨シーズン、この代表選手は5ゴール15アシストを記録し、成功への1つのカギとなった。でも今のカマダはその姿からほど遠い。リーグ戦2ゴール1アシストは彼自身も物足りないだろう。たくさんのチャンスがない試合でこそ、“ラウムドイター”(スペースを見つけ出す者:バイエルンMFトーマス・ミュラーに、ここ数年は鎌田にも用いられる新語)の存在が大事になる。肉離れによりリズムを崩し、グラスナーの(交代の)判断は彼の自信につながらないだろう」

 現在10位のフランクフルトは26日に行われるブンデスリーガ第24節ではホームでバイエルンと対戦。ケガの理由での欠場の今月5日のシュツットガルト戦以外で鎌田が唯一出場しなかったカードとなるが、王者との再戦では起用されるのだろうか。
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