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「最も公平な方法だ」制裁下チェルシーが敵地FA杯の無観客開催を要請

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 チェルシーは15日、FAカップ準々決勝ミドルスブラ戦(19日)について声明を発表し、試合を無観客で開催するようイングランドサッカー協会(FA)理事会に求めたと明かした。チェルシーでは今月10日、オーナーのロマン・アブラモビッチ氏がイギリス政府から制裁リストに加えられ、以降のチケット販売が停止されていた。

 声明によると、政府の金融制裁実施局(OFSI)と「広範な協議」を行い、チェルシーサポーターへのチケット販売を認めるようライセンスの修正を求めていたが、認められなかったという。

 すでに一部のチケットは販売済みで、ホーム扱いとなるミドルスブラのサポーターにも多くが割り当てられている。だが、チェルシー側は「ミドルスブラとの試合が行われることは大会にとって重要だが、スポーツの健全性の問題から、非常に不本意ながらFA理事会に無観客試合を指示するよう求めている」と説明。「このことがミドルスブラや、ミドルスブラのサポーター、そしてライセンスが課される前に販売されたチケットを購入したチェルシーファンに大きな影響を与えるものだと認識しているが、現状では最も公平な方法だと認識している」と述べた。

 加えてクラブは「今季はまだ多くの試合が残っている。チケットの販売における問題について、OFSIと引き続き協議し、解決に導きたい」と伝えている。

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