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エジル代理人がアーセナル時代の減給拒否騒動を回顧「金の使い道を知りたがっていた」

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MFメスト・エジル

 フェネルバフチェMFメスト・エジルの代理人は、2020年に同選手がアーセナルで減給を拒否した理由を明かした。

 新型コロナウイルスのパンデミックで揺れた2020年春、フットボール界にもこの影響は及び、リーグ戦が中断されるなど各クラブの財政面が逼迫。エジルが当時所属していたアーセナルでは、スタッフのレイオフを阻止するために、選手やコーチらに減給を要請していた。

 しかし、選手の一部が減給に応じなかったとされ、そのうちの1人がエジルであることが報じられていた。クラブ一の高給取りだった同選手には非難の声も上がっていた。

 エジルの代理人を務めるエクトル・ソグト氏は、『アーセナルファンTV』でのインタビューで当時の様子について「サラリーカットの話が出たとき、彼は私に『その金はどこに行くんだ?』と聞いてきた」と話し、同選手が減給を拒否した理由を続けた。

「クラブが絶対に誰一人として解雇しないことを約束するよう、メストは求めていた。そのことが保証されれば、彼はクラブが要請していた15%よりも大きな割合、30%の減給を受け入れようとしていた」

「彼はただ、この金がどこに行くのか、何のために使われるのかを知りたかっただけだ。仮にその金で新たな選手を獲得するのなら、彼は減給には応じなかった。スタッフの職場を守るために使われれば、彼は減給されることを望んでいた」

 なお、エジルは当時コロナ禍における財政整理のためにクラブのマスコット「ガナザウルス」が解雇された際にも、SNSを通じて自身が給与全額を負担することを表明していた。

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