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大一番直後、愛妻を探していたクロップ「どこかにいるんじゃないかって」…マンCの戦術にも言及

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リバプールのユルゲン・クロップ監督

 リバプールユルゲン・クロップ監督が、マンチェスター・シティ戦を振り返っている。

 10日に行われたプレミアリーグ第32節で、リバプールはマンチェスター・Cと対戦。近年のプレミアリーグを牽引してきた2大巨頭による頂上決戦、リヴァプールは2度ビハインドを背負ったもののその度に追いたが、逆転までは至らず。試合は2-2で決着している。

 両チームが見せたプレーレベルの高さから、各国で絶賛を浴びた大一番。試合後、クロップ監督は敵地まで駆けつけたリバプールサポーターのいるスタンドへ感謝を伝えていた。会見でその件を問われると、「正直なところ、奥さんを探していたんだ! どこかにいるんじゃないかってね。ただ感謝の気持を示すために、『ありがとう』と言うために」と回答。その上で、「サポートは素晴らしかった。雰囲気的にも最高の試合だったね」とファンへ感謝を述べた。

 なおこの一戦でのマンチェスター・Cの戦い方は、リバプールに似ていたことが現地で話題となっている。ジョゼップ・グアルディオラ監督も「最高のものは真似しようとするよ」と語っているが、クロップ監督は「ようこそ!」とおどけつつ、全く気にしていないと続けた。

「別に我々がそのスタイルを持っているわけじゃないんだし、誰が気にするんだ。シティだってラインの背後でプレーしていいんだ。彼らのようなランニングができるならば、これ以上尊敬できないほどだよ」

「試合に勝つことが目的であって、どのスタイルを押し通すか、見せるかではない。確かに普段と違うやり方だと感じることはあったが、それはそれでいいんじゃないか」

 今回の大一番をドローで終えたことにより、残り7試合で1ポイント差の状況に変化はなかった。指揮官は「(すべての試合で勝利する必要がある?)その通りだね」としつつ、優勝争いへ意気込みを語った。

「選手たちは今日、心の底から最高だと思えるプレーを見せてくれた。だが何度も言っているように、人生には運もないとダメなんだよ。そういうものなんだよ」

「プレミアリーグで7連勝するには、可能な限り完ぺきに近づかなければならない。だが、それが相手に勝る唯一の方法であることも明らかだね」

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