チェルシーは13日、マンチェスター・シティのイングランド代表FWラヒーム・スターリング(27)が完全移籍で加入することを発表した。契約期間は2027年までの5年間。イギリス『スカイ・スポーツ』によると、移籍金は4750万ポンド(約78億円)で、1年間の延長オプションも付いているという。

　スターリングは2015年夏にリバプールからシティへ移籍し、クラブ通算339試合に出場して131ゴールを記録。中心選手として活躍し、4度のプレミアリーグ優勝など多くのタイトルをもたらした。

　クラブは公式サイト上で「前線3人のどのポジションでもプレーでき、トップ下として起用されることもある27歳のスターリングは、テクニック、スピード、タイミングを完璧に組み合わせ、足元のボールさばきや裏のスペースへの走り出しなどで相手DFを苦しめる」と期待を込めている。

　スターリングはチェルシー加入にあたり、次のようにコメントした。

「何よりもまず、ここにいることが嬉しい。これまでのキャリアで多くのことを達成したけど、まだやるべきことはたくさんあるし、トーマス・トゥヘル監督のもと、チェルシーのユニフォームを着てそれを成し遂げることを本当に楽しみにしている」

「ロンドンは自分にとっての故郷であり、すべてが始まった場所だ。今、スタンフォード・ブリッジで毎週、毎週、友人や家族の前でプレーできるのは素晴らしい機会となる。もうすぐファンのみんなに会えるのが楽しみだ」

「トッド、ベフダド、オーナー、トーマス、そして自分をここに連れてくるまでに関わった全ての人に、この場を借りて感謝したい。今から待ち切れないし、残りはピッチで表現したい」

　また、会長兼共同オーナーであるトッド・ベーリー氏は「ラヒーム・スターリングは何度もリーグ優勝を果たしており、彼の加入はチェルシーの強化のための重要なステップとなる。ラヒームがチェルシーと共にロンドンに戻ってくるのが嬉しいし、彼のワールドクラスの才能がスタンフォード・ブリッジで発揮されることを楽しみにしている」と喜びを語った。

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