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「アーセナルがドアを叩くとあっという間に…」冨安健洋のボローニャ退団を伊紙が回想

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DF冨安健洋

 昨夏の移籍期間最終日にボローニャからアーセナルへ移籍した日本代表DF冨安健洋について、イタリア紙『レプブリカ』のボローニャ版が回想した。

 冨安は、2019年夏にシントトロイデンからボローニャに移籍。加入直後から並外れた適応力を示して右サイドバックのレギュラーに定着し、2シーズンにわたってセリエAで印象的な活躍を見せた。チームの窮地においては、守備のすべてのポジションをこなすなど、類まれなユーティリティ性も示した冨安。そんな日本代表DFは、移籍市場でプレミアリーグ勢から熱視線を受けると、昨夏の移籍期間最終日に移籍金2300万ユーロ(約31億円)でアーセナルへステップアップを果たした。

 今夏も移籍期間が残り1カ月となり、イタリア紙はボローニャの補強動向に注目。クラウディオ・フェヌッチCEOが先月30日、「さらなる主力選手の売却を否定した」ことに言及する中で、1年前の冨安のアーセナル移籍を回想した。

「こうしたことが、どういった結末を迎えるのかは分かり切っている。1年前、CEOは『決してトミヤスを最終日に売却しない』と保証していたが、その後アーセナルがドアを叩くと、あっという間に決まってしまった。そして日本人選手の代役は確保できなかった」

 セリエA開幕後の想定外の冨安退団には、指揮官のシニシャ・ミハイロビッチも大きく落胆。第3節ベローナ戦の前日会見において「私の視点から見れば、最も信頼し、守備のすべてのポジションをカバーしてくれる選手を、メルカート終了の数時間前に失ったんだ。最高であるはずがない」と嘆いていた。

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