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今季最初のクラシコはレアルが制す! ベンゼマの先制弾など計3発でバルセロナを撃破して首位奪取

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エル・クラシコを制したレアル・マドリー

[10.16 ラ・リーガ第9節 R・マドリー 3-1 バルセロナ]

 今季最初のエル・クラシコはレアル・マドリーが制した。

 ラ・リーガ第9節が16日に開催され、2位レアルは本拠地サンティアゴ・ベルナベウで首位バルセロナに3-1で快勝。開幕からの公式戦無敗を「14」に伸ばすとともに、バルセロナに今季リーグ戦初の土をつけて首位奪還に成功した。

 互いにラ・リーガ開幕から7勝1分(勝ち点22)と無敗で迎えた首位攻防戦。得失点差で2位のレアルは、離脱中のGKティボー・クルトワが間に合わず、GKアンドリー・ルニンを引き続き起用した。4-3-3のフィールド選手はお馴染みの顔触れとなり、3トップには右からMFフェデリコ・バルベルデ、FWカリム・ベンゼマ、FWビニシウス・ジュニオールが並んだ。

 同じく4-3-3のバルセロナは、ラ・リーガでは今季初先発となるDFセルジ・ロベルトを右サイドバックに配置。センターバックにはDFジュール・クンデとDFエリック・ガルシアが入り、左サイドバックはDFアレックス・バルデが務めた。最前線には、得点ランキング首位の9ゴールを記録しているFWロベルト・レバンドフスキ。右ウイングはFWラフィーニャ、左はFWウスマン・デンベレとなった。

 レアルは変化があったバルセロナの守備陣を立ち上がりに攻略する。前半12分、MFトニ・クロースが自陣の左サイドから持ち運び、ハーフウェーライン付近でMFセルヒオ・ブスケツの厳しいマークに遭いながらも、ハイラインの背後へスルーパス。S・ロベルトとクンデの間を抜けたボールにビニシウスが走り込み、ペナルティエリア内左でGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンとの1対1となる。右足のシュートは至近距離でブロックされるが、こぼれ球をベンゼマが左足で蹴り込み、今季4得点目で1-0とした。

 先制を許したバルセロナはブスケツ、MFペドリ、MFフレンキー・デ・ヨングの中盤3人を中心としたパスワークで徐々にリズムをつかむ。前半25分にはペナルティエリア内右のラフィーニャが中央へ速いボールを送り、飛び込んだデ・ヨングには合わないが、ファーでレバンドフスキが反応。しかし、左足で倒れながら合わせたシュートはクロスバーを越えた。

 すると前半35分、右サイドのDFダニエル・カルバハルがタッチラインを割りそうになったボールを中央へ蹴り、絞っていたビニシウスにつながる。ビニシウスは中央で複数のDFを引き付けてヒールパス。MFオーレリアン・チュアメニが左へ振り、受けたDFフェルラン・メンディが中央へマイナスに返す。バルセロナの選手たちが前後左右に揺さぶられたことでフリーとなったバルベルデが受け、右足でグラウンダーのミドルシュート。ゴール左に決まり、リードを広げる今季4点目を挙げた。

 後半7分には、右サイドに開いたベンゼマにビニシウスがロングパスを通し、足下にピタリとコントロールしたベンゼマが中央へのドリブルから左足で低い弾道のシュート。これがゴール左隅に突き刺さるも、受けた位置がオフサイドと判定された。

 状況を打開したいバルセロナは、後半15分に3選手を同時に交代。相手にケアされる場面が目立ったブスケツに代えてMFガビ、バルデに代えてDFジョルディ・アルバ、ラフィーニャに代えてFWフェラン・トーレスを投入した。

 続けて後半28分にFWアンス・ファティ、同38分にMFフランク・ケシエもピッチへ送ると、ケシエが入った直後の右CKの流れから、左サイドのファティが鋭いドリブル突破。折り返しを中央のレバンドフスキがヒールで流し、ファーのF・トーレスが左足で押し込んだ。

 1点を返されたレアルだったが、後半アディショナルタイム1分にPKを獲得。途中出場FWロドリゴ・ゴエスがボックス内右でE・ガルシアと接触して倒れたシーンにVARが介入し、足を踏まれていたと判定された。PKキッカーはロドリゴ。右足でゴール右に決めて3-1とし、そのまま試合終了を迎えた。

 レアルは公式戦通算250試合目のエル・クラシコを制し、これで対戦成績は101勝52分97敗。ラ・リーガでの次の対戦は、来年3月の第26節となる。

●ラ・リーガ2022-23特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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