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鎌田大地が明かすフランクフルト残留の舞台裏「監督とは昨季序盤あまり上手くいかず…」

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フランクフルトMF鎌田大地

 日本代表MF鎌田大地が、最終的に実現しなかった今夏のベンフィカ行きについて言及。ドイツ『DAZN』のドキュメンタリーでその舞台裏を明かしている。

 2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトに渡った鎌田は、ベルギーのシントトロイデンへのレンタルを経て、2019-20シーズンからは所属元でレギュラーに定着。今季はカタール・ワールドカップ中断期間まで公式戦22試合に出場し12ゴールをマークするなど、チームをブンデスリーガ4位やクラブ史上初出場のチャンピオンズリーグでのグループリーグ突破へ導く不可欠な存在となっている。

 そんな鎌田だが、8月末にポルトガルのベンフィカ移籍に迫っていたことが複数メディアで伝えられていた。オリバー・グラスナー監督は以前、第4節ブレーメン戦直前に同選手と話し合い、慰留に成功したことを明かしている。そして鎌田自身も、この件について語った。

 鎌田は「今の監督とは正直、昨シーズンの序盤はあまり上手くいきませんでした」と切り出すと、「言い合いしたこともあります」と今年2月のケルン戦後、ピッチ上で“公開説教”を受けたことについても示唆。「今はもう良好な関係が築かれたと思います」と続け、「夏にほかのクラブへ移籍しようと思ったとき、引き止めたのもグラスナー監督でした」と振り返った。

 また、そのグラスナー監督は鎌田について「パーソナリティにおいて大きく成長したと思う」と称賛。「彼はフランクフルトでは以前、ボディランゲージが少し消極的だと言われていた。(11月の)レバークーゼン戦では、4-1でリードしていた状況で40メートルほどハーフウェーラインあたりまで走って戻り、スライディングタックルを見せた」と指摘しながら「今はその存在感、気迫、クオリティをもってほかの選手たちを引っ張る選手になっているんだ」と続けた。

 なお、鎌田とフランクフルトの現行契約は来夏まで。新契約を結ぶ可能性は低いと見られ、ドルトムントやトッテナム、バルセロナやセビージャなどからの関心が伝えられている。

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