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マンC勝利はペップの秘策も? ハーランド「ハーフタイムに小さな調整を行ったんだ……だが忘れた」

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FWアーリング・ハーランド

[2.15 プレミアリーグ第12節延期分 アーセナル 1-3 マンチェスター・C]

 マンチェスター・シティのFWアーリング・ハーランドは自身のゴールで勝利を決定づけた。ハーフタイムにはジョゼップ・グアルディオラ監督から細かい指示があったようだが、ハーランドの記憶には残っていなかったようだ。英『ミラー』が伝えた。

 首位アーセナルから勝ち点3を奪い、同勝ち点で得失点差の末、首位の座を奪った。後半37分にはハーランドがダメ押しの3点目。3-1で力の差を見せつけた。1-1で前半を折り返すと、ハーフタイムには指揮官から話があったようだ。『アマゾンプライム』によると、ハーランドがそのことを明かしている。

「ペップはハーフタイムに小さな調整を行ったが、結局のところ、自分たちの持つクオリティをすべての選手が発揮する必要がある。今日はそれができた」

 具体的な内容を問われると、ハーランドは正直に語り始める。「実は忘れてしまったんだ。いまはただ嬉しいだけ」と打ち明けた。

 シティはボール保持率を36%に抑え込まれる異常事態にも、アーセナルのミスを突き、これまでとは違う一面で勝利を手にした。ハーランドはさらなる勝利のためにも、今節を参考にしたいと語る。

「僕らはもっとこういう(抜け目のない)プレーをしなければならないと思うし、今日はまさにそういうプレーができた。一人ひとりを誇りに思う」

「アーセナルが今シーズン最高のチームであることは誰もが認めるところだ。彼らのホームで対戦するのは簡単なことではない。でも僕らは素晴らしい試合をしたし、重要な勝ち点3を手に入れた。また優勝争いに戻ってきた」

 ハーランドは得点ランク首位を独走。今季26ゴール目は、2014-15シーズンにセルヒオ・アグエロが記録したチーム最多得点に並ぶ。偉大な記録更新を間近に「ベストを尽くす」と冗談交じりに意気込みを口にした。

 チームの状況も最高潮。22歳のノルウェー代表FWは「試合後の雰囲気はとてもポジティブでハッピーだった。もちろんアーセナルには勝ったし、この勝利は必要だった。このままやり続けなければならない。それでこそマン・シティだからだ」と胸を張った。

 一方、グアルディオラ監督は冷静だ。タイトルレースでは優位な状況も「いいや、まだ相手のほうが1試合多い」と語る。それでも「私は依然として彼らがトップにいると考えている。ただ2、3週間前には8、9、10ポイント差だったのが、今ここまで来ている。それは重要なこと。まだまだ試合はたくさんあるからね」と静かに手応えを感じているようだ。

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