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CLレアル戦前に注目集まるリバプールの18歳…“地元”スペイン紙は代表流出を憂慮

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MFステファン・バイチェティッチ

 レアル・マドリーとUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦での激突を控えるリバプール所属のMFステファン・バイチェティッチについて、スペイン大手紙『マルカ』は代表チームからの流出を憂慮し、同国サッカー連盟(RFEF)の動向に注目しているようだ。

 バイチェティッチは2004年生まれのMF。昨年8月のプレミアリーグで17歳10か月5日にしてトップチームデビューを果たすと、同12月には18歳2か月4日で初ゴールも記録した。リバプールデビューはFWマイケル・オーウェンとFWラヒーム・スターリングに次ぐ年少3位、プレミアリーグでのスペイン人の初ゴールはMFセスク・ファブレガスに次ぐ年少2位。若くして華々しい活躍で注目を集めている。

 R・マドリー戦でも先発起用が期待される中、スペイン国内で注目されているのが国別代表活動の動向だ。バイチェティッチはスペイン・ビーゴ生まれだが、セルビアの名門レッドスターでのプレー経験を持つ父親のスルジャンがセルビア代表でのプレーを希望しており、スペイン代表を選ばないのではないかという懸念があるという。

 そこでスペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督はアンフィールドで行われる欧州CLのビッグマッチを視察予定。記事によると、もしA代表チームの招集が実現しなくても、U-21チームに初招集する方針のようだ。

 記事ではウルグアイ代表でプレーすることを決断したFWアルバロ・ロドリゲス(18、R・マドリー)、アルゼンチン代表を選ぶFWアレハンドロ・ガルナチョ(18、マンチェスター・U)とMFニコラス・パス(18、R・マドリー)の名前を列挙し、「この3つのケースはRFEFのフォローアップに疑問を投げかけるものだ」と厳しく指摘。またスペイン生まれながらモロッコ代表を選んだDFアクラフ・ハキミ(パリSG)を例に出し、モロッコにルーツを持つMFブラヒム・ディアス(ミラン)が「二の舞にならないようにしたい」と伝えている。

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