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久保建英、D・シルバとの久々共演で好連係も…ソシエダは連続無得点で3試合勝ちなし

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MF久保建英はフル出場

[3.3 ラ・リーガ第24節 ソシエダ 0-0 カディス]

 ラ・リーガは3日、第24節を行い、MF久保建英所属のソシエダカディスに0-0で引き分けた。4-3-1-2のトップ下で先発した久保は、試合途中から4-3-3で左右のウイングに回って多くのチャンスに絡んだが、ゴールにつなげることできず、チームは3試合勝ちなし(2分1敗)となった。

 試合はソシエダが主導権を握り、この日も久保が攻撃の中心を担う。前半19分、GKアレックス・レミロの鋭いパントキックを右サイドで受け、そのままドリブルを始めると、ペナルティエリア内にカットインして左足一閃。しかし、ゴール右へと外れた。

 その後はカディスのFWテオ・ボンゴンダにヒヤリとする場面を作られるが、ソシエダのペースは変わらない。前半41分、MFブライス・メンデスのロングFKが意表を突いて枠内を襲うと、同45分には左に流れた久保のボール奪取からカウンター攻撃。久保のスルーパスをオヤルサバルがスルーし、C・フェルナンデスが右足で狙ったが、シュートは右に外れた。

 0-0で迎えた後半も久保のプレーで最初の決定機が生まれる。5分、左のハーフスペースを持ち上がって斜めのスルーパスを送ると、オヤルサバルが飛び込んだが、惜しくも合わなかった。すると同16分、負傷明けのMFダビド・シルバが7試合ぶりに復帰。B・メンデスとC・フェルナンデスに代わり、FWアレクサンドル・セルロートとともにベンチから投入された。

 この交代に伴ってシステムは4-3-3に変更。シルバとMFミケル・メリノがインサイドハーフに入り、久保が左ウイング、オヤルサバルが右ウイングに入る今季初めての形が採用された。後半23分にはカディスのGKから大ピンチ。DFイゴール・スベルディアがクリアし切れず、FWロヘル・マルティに抜け出されたが、シュートは左ポストに当たって命拾いとなった。

 その後は久保とD・シルバが近い距離で好連係を見せ、左サイド攻撃が活性化する時間帯もありつつ、後半25分過ぎからは久保とオヤルサバルがサイドを入れ替え、久保が右ウイングへ。同36分にはオヤルサバルとDFアンドニ・ゴロサベルに代わってDFアレックス・ソラとDFモハメド・アリ・チョーを投入し、チョーも負傷離脱からの復帰を果たした。

 その直後、左サイドで獲得したFKを久保がゴール前に送り込むと、DFロビン・ル・ノルマンが頭で合わせるも枠外。このプレーでカディスDFファリが頭部を負傷し、治療のため試合が一時中断した。この影響により、アディショナルタイムは11分間。久保は再び左ウイングのポジションでプレーした。

 後半アディショナルタイム5分、左のハーフスペースをえぐった久保がニアサイドに折り返したが、味方には通らず。以降はイマノル・アルグアシル監督の指示により、再び久保が右ウイングに回った。それでもソシエダの猛攻は実らず、最後は久保のシュートがGKに阻まれタイムアップ。前節のバレンシア戦(△0-0)に続く2試合連続の無得点で、ホームで勝ち点1にとどまった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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