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フランクフルトは打ち合いの末にドロー、長谷部と鎌田は守備の課題挙げる「前半は特にキツいゲームが続いた」

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フル出場したMF長谷部誠

 フランクフルトは5日のブンデスリーガ第23節・ボルフスブルク戦で2-2のドロー。MF長谷部誠とMF鎌田大地はともにフル出場した。

 フランクフルトは前半10分に先制を許すが、同22分、26分と立て続けにゴールを挙げて逆転に成功する。しかし、43分に再び失点。前半を2-2で折り返すと、そのまま後半にスコアは動かずドローに終わった。

 長谷部にとって古巣との対戦であり、恩師のニコ・コバチ監督との対戦だった。ボルフスブルクのスピードがある選手たちにフランクフルトの守備陣は苦戦。長谷部は「自分たちの弱点を狙って相手がプレーしているなっていうのは感じた。前半は特にキツいゲームが続いた」と振り返る。

 前半で2失点を喫した一方、後半は拮抗した展開に。フランクフルトの最終ラインも相手の前線に裏を突かれる展開は減少した。「後半はもう少し早めに対処しようという話をした。後半はそんなに危ない場面を作られなかった」と長谷部も手応えを語る。「ディフェンスラインだけの問題じゃない。前からの守備のハマり具合も、今は良いときのハマり具合がない。もうちょっとチームで修正してやりたい」とチーム全体での守備の修正に目を向けた。

 攻撃を担った鎌田は、今節の結果に「もちろん勝てればよかったけど、うまく行っていないときにプラスに捉えることも大事。アウェーで上位の直接対決でもあった。(勝ち点)1でも持ち帰れるのはプラスに捉えないとダメなことかなと思います」と語る。

 鎌田自身はシュートやスルーパスで決定機を演出した。後半10分にはPA手前から左足ミドル。同27分にはスルーパスでチャンスを作った。攻撃面に「6番なのでいろいろバランスは見てやらないとダメ。だけど、行ける時には行って、ああいうところに顔出すことが必要なのかなと思います」と自身の出来に言及した。

 そして長谷部同様に、鎌田も守備の課題を語る。「やられてるという感覚はなかったけど、いまの問題は常に失点をしすぎている。簡単すぎる失点の仕方が多いことが一番の問題。ひとつの相手のチャンスからやられることが多すぎる」と振り返った。

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