元日本代表キャプテンのMF長谷部誠(39)は21日に都内で記者会見を行い、フランクフルトとの選手契約を延長することを発表した。

　40歳までの現役続行を明言した。フランクフルトには2014年から所属しており、10シーズン目となる。約一年前には27年夏までコーチ契約を含めて延長しつつ、選手キャリアは22-23シーズンをもって終えることが濃厚とされていた。しかし、今回の発表で選手としてさらにもう1シーズンを戦うことを伝えた。

　日本サッカー界を牽引し続けた男は、まだ戦いをやめることはない。弾丸帰国からの会見となり、日本に到着したのは会見開始から2時間前ほどだったという。日本では21日朝に長谷部の会見が行われることが発表されており、長谷部の周囲も本人に確認をしていた。「日本に着いて携帯を点けたら、友達から引退会見か!?って来ていたので。そういうことじゃないんだと(笑)」。レジェンドの去就に、大きな注目が集まっていた。

　一方、フランクフルトの戦友であるMF鎌田大地には事前に伝えていたという。だが、そのリアクションは“らしさ”全開。「彼もあんな感じなので……まだやるんすか(笑)と、そんな感じで言っていた気がします」。歯に衣着せぬ鎌田節で、大先輩の現役続行に喜びを示したようだ。

(取材・文　石川祐介)

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