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久保建英が決めれば勝てる!! 日本人史上最多の今季6ゴール目、ソシエダ直近3勝はすべて得点で貢献

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MF久保建英(写真左から1人目)が今季6ゴール目

[4.8 ラ・リーガ第28節 ソシエダ 2-0 ヘタフェ]

 ラ・リーガは8日、第28節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダヘタフェを2-0で破った。久保は古巣相手に4-3-1-2の2トップの一角で先発し、後半15分に今季6ゴール目となる追加点を記録。2017-18シーズンにMF乾貴士(当時エイバル)が記録したシーズン5得点を上回り、日本人歴代最多記録を樹立した。

 久保にとっては2020-21シーズン後半戦に半年間、R・マドリーからの期限付き移籍で所属していた古巣との対戦。前半は右サイドに流れることが多く、必ず2人は寄せてくる厳しいマークに苦しむ時間帯も続いたが、徐々に要所で相手を剥がせるようになり、30分以降は相手のファウルを次々に誘発していた。

 そうして迎えた前半41分、久保を起点にビッグチャンスを作り出す。MFダビド・シルバからのスルーパスを右の大外で受けた久保は対面のMFポルトゥを抜き去り、右足でハイクロスを送り込むと、これをDFアイエン・ムニョスが頭で落とし、中央のFWミケル・オヤルサバルがゴール前で相手と接触。主審は一度プレーを流したが、VARレビューを受けて判定を覆し、ソシエダがPKを獲得した。

 キッカーはオヤルサバル。ゆったりとした助走から軸足を着地したまま静止する独特の蹴り方で左を狙った。ところがこれはGKダビド・ソリアの読みどおり。冷静にキャッチされ、先制の絶好のチャンスを逃した。

 それでも前半アディショナルタイム2分、オヤルサバルがすぐに名誉挽回に成功した。敵陣で相手のクリアのこぼれ球を拾ったMFアンデル・ゲバラが中央に斜めのパスを通し、これをD・シルバがワンタッチでフリックすると、これにMFブライス・メンデスが反応。エリア内からのシュートはGKソリアに阻まれるも、跳ね返りをオヤルサバルが押し込んだ。

 1-0で迎えた後半15分には久保が追加点を奪った。ソシエダはオヤルサバルが左に流れながらボールを引き出し、内側を走ったMFミケル・メリノがパスを受けると、深い位置までえぐってグラウンダーのクロスボールを配球。右サイドから飛び込んだ久保が左足ワンタッチで押し込んだ。

 久保は国際Aマッチウィーク前の3月19日に行われた第26節エルチェ戦(◯2-0)以来2試合ぶりのゴール。今季の通算得点数を「6」とし、乾が保持していた日本人最多記録を塗り替えた。久保は後半21分、オヤルサバルとともにピッチを退き、この日の役目は終了。試合はこのままタイムアップを迎え、ソシエダが2試合ぶりの白星を収めた。

 1月29日に行われた第19節のR・マドリー戦以降、前節までの9試合で2勝4分3敗と停滞が続いていたソシエダ。勝利した試合は第21節エスパニョール戦(◯3-2)、第26節エルチェ戦(◯2-0)といずれも久保がゴールを決めていた中、またしても久保のゴールで勝利に導く形となった。なお、久保は試合後に発表されたリーガ公式のMVPオブザマッチにも選出されている。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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