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ウルグアイがU-20W杯初制覇! L・ロドリゲスが終了間際に優勝決定弾、イタリアは退場取り消しの安堵も…直後の失点に泣く

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U-20ウルグアイ代表が優勝

[6.11 U-20W杯決勝 ウルグアイ 1-0 イタリア ラプラタ]

 U-20ワールドカップは11日に決勝を行った。U-20ウルグアイ代表とU-20イタリア代表の対戦は、ウルグアイが1-0で勝利。3度目の決勝で悲願の初優勝を成し遂げた。

 ウルグアイは準決勝でイスラエルを破り、2013年以来3度目の決勝進出。イタリアは韓国との接戦を制し、初の決勝となった。W杯では優勝経験を持つ強豪国だが、ともにU-20W杯は勝てば初優勝となる。

 前半は互いに決定機を作った。ウルグアイは前半10分、左サイドから攻め立ててPA手前にボールがこぼれる。MFファブリシオ・ディアスが右足シュートを放つが、ゴール枠外に大きく外れた。イタリアも同18分、FWシモーネ・パフンディが右サイドからカットイン。左足シュートを放つも、相手守備陣のブロックに遭った。

 ウルグアイは前半23分、右CKからファーサイドのFWアンダーソン・ドゥアルテがヘディングシュート。相手ゴールに迫ったが、イタリアGKセバスティアーノ・デプランシュのスーパーセーブに阻まれ、惜しくも得点とはならなかった。前半はそのままスコアレスで折り返した。

 後半もスコアレスの状態が続く。しかし、後半36分に試合が動く。イタリアはMFマテオ・プラティが相手選手に足裏を見せながらタックルをしたとして、主審が一発退場となるレッドカードを出した。しかしビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックから主審がモニターで確認したところ、レッドカードは取り消し。イエローカードに変更された。

 そして、イタリアの動揺を見逃さなかったウルグアイが隙を突く。後半41分、右CKからPA内で混戦。ファーサイドに流れたところを、最後はMFルチアーノ・ロドリゲスがヘディングシュートで押し込んだ。決勝トーナメント1回戦で退場処分となり、決勝で先発復帰となった男の値千金弾となった。

 後半アディショナルタイム11分間もウルグアイが守り切る。3度目の決勝で初めて勝利を手にし、初の優勝を手にした。

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