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キャリア絶頂のとき…パナマ代表DFがギャングの抗争に巻き込まれ死去

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 パナマ代表のDFヒルベルト・エルナンデスが3日に射殺された。イギリス『BBC』が5日に伝えている。

 現在26歳のエルナンデスは、2018年にアラベ・ウニドでプロ生活をスタートさせ、エレーラを経て、22年より母国の強豪・インデペンディエンテに加入。今年の3月にパナマ代表デビューを果たしていた。

 キャリアの絶頂とも言えるとき。そうした中、エルナンデスは対立する2つの反社会的勢力の抗争に巻き込まれたという。武装集団がコロン市内の建物に集まっていた人々に発砲し、7人が死傷。エルナンデスは帰らぬ人となった。

 英メディアによると、コロン市では2つのギャングが麻薬密輸ルートの支配権を巡って争いを繰り返し、今年に入ってからは、これまでに50人以上が死去。パナマは南米からヨーロッパに密輸されるコカインの中継点となっているという。

 同件を受けて、パナマサッカー連盟(FEPAFUT)は「彼の死を惜しむ。彼の家族と愛する人々、そして所属クラブとパナマサッカーファミリー全体に哀悼の意を表します」と声明を発表。エルナンデスの父は、「これ以上危害を加えるな」と犯人に自首を求めている。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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