アジアカップは31日、決勝トーナメント1回戦でイランとシリアが対戦し、1-1で迎えたPK戦の末にイランが勝利した。イランは2月3日の準々決勝で日本代表と対戦することが決まった。

　試合は前半34分、イランがポルト所属のエースFWメフディ・タレミのPKで先制に成功したが、シリアも後半19分にエースFWオマル・クリビンのPKで同点。1-1の接戦で終盤を迎えた。すると後半アディショナルタイム1分、イランはタレミが2枚目のイエローカードを受けて退場。残り時間を10人で戦うことを強いられた。

　延長戦ではシリアが優勢を保ったが、10人のイランも守備に奮闘し、120分間で試合の決着はつかず。PK戦ではイランのGKアリレザ・ベイランバンドがシリア2人目のキックをセーブすると、キッカーは全員が成功させ、苦戦の末に準々決勝進出を決めた。

　同日の決勝トーナメント1回戦では日本がバーレーンを3-1で制しており、準々決勝のカードが決定。互いに次戦まで中2日と日程的には同じ条件だが、90分で勝利した日本に対し、イランは延長PK戦の死闘を経て決戦を迎える。また日本は出場停止選手はなく、イランはエースのタレミが出場停止となる。

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