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セビージャMFが相手サポから“セクハラ”被害…「女子サッカーならどうなるかは明らか」と同様の厳罰求める

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MFルーカス・オカンポスが相手サポの愚行を受ける

 5日に行われたラ・リーガ第23節のラージョセビージャで、ラージョサポーターが思わぬ方法で相手選手を妨害して問題になっている。

 1-1で迎えた前半32分、セビージャのMFルーカス・オカンポスが左サイドからロングスローをするため、観客席の手前から助走の準備をする。すると最前列にいたラージョサポーターの少年グループの1人が人差し指でオカンポスの臀部を突いた。オカンポスは即座に不快感を示すと、ラージョの選手や主審に被害を報告。ラージョの選手が少年に声をかけた後に試合は再開された。そのまま試合は行われ、セビージャが2-1で勝利している。

 試合後、オカンポスは『DAZNスペイン』のインタビューで「ラ・リーガが人種差別と同じように、真剣に問題に取り組むことを願っている」と伝え、「愚か者はいるものだ。もしそれが女子サッカーで起きていたらどうなるかは誰もが知るところ。彼らに報いを受けさせ、愚か者が他のファンに汚点を残さないようにしてほしい」と厳格な対応を求めている。

 セビージャも「私たちが世界最高のリーグになることを目指すのであれば、これらのジェスチャーや行動は許されるべきではない」と声明を発表。その上で暴力的な報復をせずに審判員らに報告し、その後も出場を続けたオカンポスを「容認しがたい態度にもかかわらずプロフェッショナリズムを発揮した」と称えながら全面的にサポートする意向を示している。

 現地メディアの『マルカ』によると、リーグは警察と連携して行為者を特定したという。少年が未成年者だったため少年検察庁に報告したようだ。


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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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