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プレミアリーグ第33節3日目:マンUとマンCの差は勝ち点5に。宮市のボルトンは再び降格圏に落ちる

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 プレミアリーグは11日、第33節3日目を行った。8連勝中で首位を走るマンチェスター・ユナイテッドだったが「今日はウィガンが勝利に値した」とアレックス・ファーガソン監督も認める試合内容で、0-1で敗れた。そのマンUを追う2位のマンチェスター・シティは、ホームでWBAに4-0と圧勝し、勝ち点差を5に詰めている。しかし、タイトル争いについてロベルト・マンチーニ監督は「ユナイテッドはファンタスティックなチームだ。私たちは毎日必死に戦うけれど、もう手遅れだと思う。彼らが5ポイント落とすとは考えられないし、彼らのような素晴らしいスピリットが、われわれにはない」と白旗を上げた。

 また、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の出場権を確保したい3位のアーセナルは、ウォルバーハンプトンに3-0の勝利を収め、4位トッテナムとの勝ち点を5に広げることに成功した。前半8分に相手DFセバスティアン・バソングがPA内でファウルを犯し、退場になる。これで得たPKをFWロビン・ファン・ペルシーが決めて、先制したアーセナルは数的優位を生かして、圧倒的に攻めたてた。先制点からわずか2分後にはFWセオ・ウォルコットが鋭い突破から、再びゴールネットを揺らす。前半15分にもMFヨッシ・ベナユンが決定機を得たが、シュートを右に外してしまった。

 後半、ウォルバーハンプトンもFWケビン・ドイルがゴールを狙ったが、ここはGKボイチェフ・シュチェスニが好守を見せ失点を許さない。ピンチを切り抜けたアーセナルは、後半24分にMFアレキサンドル・ソングからのパスを受けたベナユンがゴールを決めて、3-0と試合を決めた。アーセン・ベンゲル監督は「これからも目の前の試合を勝って行くことが目標だ。今シーズンは多くの選手が、しかも遅い時期にチームを離れ、非常に難しい戦いを強いられた。さらにケガ人も出たけれど、これらは乗り越えなければいけない問題なんだ。懸命に戦ってきた結果、我々は今の順位にいるのだ」と、チームの成長に胸を張った。

 残留争いに目を移すと、 マンUに勝利したウィガン同様、QPRが大きな1勝を挙げている。ホームにスウォンジーを迎えたQPRは、前半ロスタイムにスウォンジーDFのクリアミスを逃さなかったMFジョイ・バートンのゴールで先制する。後半、この失点を受けてスウォンジーが猛反撃に出たがQPRは凌ぎ切る。そして、後半10分にFWジェイミー・マッキー、同22分にもMFアコス・ブサキが加点し、3-0で勝利した。

 この結果、勝ち点3を上乗せしたQPRとウィガンは、日本代表FW宮市亮の所属するボルトン(勝ち点29)を抜き、それぞれ16位、17位に浮上。残留圏内に順位を上げている。

第33節3日目、結果

マンチェスター・シティ 4-0 WBA
[マ]セルヒオ・アグエロ2(6分、54分)、カルロス・テベス(61分)、ダビド・シルバ(64分)

ウィガン 1-0 マンチェスター・ユナイテッド
[ウ]ショーン・マロニー(50分)

ウォルバーハンプトン 0-3 アーセナル
[ア]ロビン・ファン・ペルシー(9分)、セオ・ウォルコット(11分)、ヨッシ・ベナユン(69分)

QPR 3-0 スウォンジー
[Q]ジョイ・バートン(45+1分)、ジェイミー・マッキー(55分)、アコス・ブサキ(67分)

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