アルゼンチン代表のホルヘ・サンパオリ監督に解任説が浮上している。仮にロシアW杯中の解任となれば、大会前日にフレン・ロペテギ氏の解任に踏み切ったスペイン代表以上の衝撃だ。

　W杯初出場アイスランドとの初戦を引き分けたアルゼンチンは21日、グループリーグ第2節でクロアチアと対戦。前半はスコアレスに終わったが、後半に3失点を喫し、0-3で敗れた。この結果、2002年日韓大会以来のグループリーグ敗退の危機に陥った。

　さらに選手と指揮官との亀裂が浮き彫りになっており、クロアチア戦の試合終了後にサンパオリ監督が「チームが(リオネル・)メッシのプロジェクトに適応できていない」と選手たちを批判。これに対し、FWセルヒオ・アグエロが「好きなことを言わせておけばいい」と語っていた。

　スペイン『アス』によると、26日に行われるナイジェリア戦を前にサンパオリ監督を解任する可能性があるとのこと。その場合、同チームのゼネラルマネージャーを務めるホルヘ・ブルルチャガ氏が後任に就任する。

　ただ、問題は“お金”だ。アルゼンチンサッカー協会が解任に踏み切るためには、違約金などで2000万ユーロ(約25億7000万円)というコストが必要になる。そのため、今大会終了まで指揮を執らせてから、相互合意の上で退任させる可能性が高いという。

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