アルゼンチン代表のレジェンドであるディエゴ・マラドーナ氏は、FWリオネル・メッシがロシアW杯の主役になる可能性はまだあると『マルカ』に語った。

　優勝候補として大きな期待を背負っていたアルゼンチンのエースは、グループステージではわずか1得点。チームも最終節でなんとか決勝トーナメント進出を決めるなど、期待通りの活躍を見せることができていない。

　母国をW杯優勝に導いた英雄は、これからメッシの大会になる可能性はあるのか問われると「もちろんだ」と答えた。

「これはまだ始まりに過ぎない。まだおむつをしている状況さ。これから私達はプレーし始めるんだよ」

「これからはどのチームも引いて守ることはできない。どのチームも攻撃する必要がある。でなければPK戦になってしまうからね」

　さらに現役時代にバルセロナとセビージャでプレーした経験を持つマラドーナ氏は、アルゼンチンとスペインが決勝で対戦する可能性を聞かれると次のように答えた。

「そうなることを願っているし、そうなる組み合わせが与えられた。願わくばアルゼンチンがそこまでたどり着いてほしい。でもまだまだ長い道のりだよ。もちろん、フランスを尊敬している。そしてスペインもロシアとの試合は簡単なものにはならないだろう」

　最後に、グループステージでは不満の残るパフォーマンスに終わった母国の選手たちに発破をかけた。

「今こそ、全ての選手がエンジンを掛けるときさ。彼らの夢はW杯で優勝することなんだ。それを証明しないといけない」

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