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「犬よりPKが下手」だったラキティッチ、PK戦でクロアチアを準決勝に導く

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イバン・ラキティッチが重圧かかる5人目のキッカーを務めた

 7日のロシアW杯準々決勝、クロアチア代表は開催国ロシア代表と2-2で突入したPK戦を4-3で制し、4強入りを決めた。

 決勝トーナメント1回戦デンマーク戦に続いて、PK戦で次戦へと勝ち進んだクロアチア。勝負を決める5人目のPKキッカーを務めたのは、デンマーク戦に続いてMFイバン・ラキティッチだった。バルセロナMFは大きな重圧がかかる状況をものともせず、冷静にシュートを決め切っている。

 ラキティッチは、PKに関してそこまで良い思い出がなく、むしろ苦手意識もあった。セビージャに在籍していた2014年にスペイン『モビスタール』とのインタビューで、次のようにコメントしていた。

「ラージョ戦でPKを外したんだけど、義父が僕の犬と一緒に収まった写真を送られてきた。そして犬の方が自分よりもPKが上手いって言ったんだよ」

 それから4年余りが経ち、ラキティッチは“犬よりも下手な”PKで母国クロアチアを準決勝まで導いた。情熱的なスペイン・アンダルシア出身の妻、ラケル・マウリさんの父親も、この活躍にはきっと舌を巻いていることだろう。

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