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「現在地が確かめられた。敗戦は妥当」元ドイツ代表シュバインシュタイガー、日本戦の逆転負けを語る

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逆転負けを喫したドイツ代表

 元ドイツ代表バスティアン・シュバインシュタイガー氏は、日本代表に1-2と逆転負けしたチームの状況を重く受け止めているようだ。

 23日のカタール・ワールドカップ初戦で、日本代表と対戦したドイツ。グループEの本命とも思われている中で前半に先制したものの、後半の2失点で敗れている。この試合を中継した『ARD』でコメンテーターを務める元ドイツ代表シュバインシュタイガー氏は、試合前に日本を評価しながらも、3-1でドイツが勝利すると予想していた。そして逆転負けを喫した後、敗因は「2点目を決めなかったこと。日本が戦術を変更したこと」と語った。

「彼らの後半からの3-5-2システムに対応できなかった。それにより日本は試合に戻ってきて、ポゼッション率が大きく上がり、我々の陣内に入ってくる回数も増えた。彼らから見ると2ゴールを挙げるのにふさわしいプレーだったし、献身的なプレーを見せていたね」

「後半の我々のプレーは本当に良くなかったと思う。このような試合を落としたのは本当に残念だね。だが、これによって我々の現在地が確かめられただろう。今日もまた見られたミスは偶然ではない。ほかの試合でも同じようなミスを犯しているからね」

 シュバインシュタイガー氏は、特にDF陣のパフォーマンスを問題視。「今日もまた大きなミスが見られた。前半には(イルカイ)ギュンドアンや(ニコ)シュロッターベックがボールを失い、後半にはポジショニングのミスが目立った」と指摘し、「ずる賢さ、クレバーさが足りない。スペイン相手にチャンスが欲しければそういうところを改善しなければいけない」と求めた。

「我々には、前線にボールを送ればなんとかしてくれるズラタン・イブラヒモビッチのようなプレーヤーはいない。だからほかに解決策を見つけばければいけない。全員チャンピオンズリーグでのプレーを経験しているし、選手たちが自ら工夫していく必要がある。それができなかったから後半に問題を抱えることになったんだ」

「日本はほかにも好機を迎えていた。サカイ(酒井宏樹)の大チャンスとかね……。私はこの敗戦は妥当な結果と考える。ミスをなくすことができず、チャンスを決め切れなかったからだ。ギュンドアンはポストを叩き、(ジャマル)ムシアラや(セルジュ)ニャブリ、(ヨナス)ホフマンにも好機があった。2点目を決めるだけのチャンスはあったが、我々は今日赤裸々の事実を目にすることになった」

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