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ロシアW杯は衝撃の3-0決着…クロアチアvsアルゼンチン再戦に両者の見解一致「全く違う試合になる」

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DFニコラス・タグリアフィコ(リヨン)とFWイバン・ペリシッチ(トッテナム)

 カタールワールドカップは13日、ルサイル・スタジアムで行われる準決勝でクロアチアアルゼンチンが激突する。両者の対戦はクロアチアが3-0で圧勝した2018年ロシアW杯のグループリーグ以来4年ぶり。連勝か、リベンジか——。前回大会から続く因縁が、決勝進出をかけた大一番の大きなテーマとなっている。

 2018年6月21日に行われた前回大会のグループリーグ第2戦では、クロアチアがFWアンテ・レビッチ、MFルカ・モドリッチ、MFイバン・ラキティッチのゴールにより3-0で完勝。最終的にはいずれも決勝トーナメントに進出する形となったが、クロアチアは準優勝、アルゼンチンはベスト16と、力の差がくっきりと分かれる結果に終わっていた。

 12日に行われた準決勝の前日会見でも、報道陣から前回対戦を振り返る質問が多く寄せられた。

 もっとも前回大会も率いていたクロアチアのズラトコ・ダリッチ監督は「2018年の試合と明日の試合は関係ない」と断言。「自分にとって人生で最高の試合は前回のイングランドとの準決勝であり、先日のブラジル戦が第2位だ。明日の試合が第3位に来るだろう。最も重要な試合の一つだ」としつつ、「もし勝つことができれば、クロアチアにとって史上最高の歴史的な試合になる」と意気込みを示した。

 また前回大会も出場していたFWイバン・ペリシッチ(トッテナム)も「2018年とは全く違う試合。グループステージの試合だったので決定的なものはなかったし、得点できなくても敗退することはなかった」と前回との違いを強調。「アルゼンチンにとってもわれわれにとっても素晴らしい試合。誰一人努力を惜しまないし、ベストを尽くす。フェアなゲームをしたい」と力を込めた。

 一方、アルゼンチンのDFニコラス・タグリアフィコ(リヨン)も前回との比較について「いくつか似ている点はあるが、4年前の試合とは全く違う試合になるだろう」と想定。「クロアチアには中盤に素晴らしいクオリティーを持つ選手がいる」とモドリッチらに警戒を示しつつも、「われわれには新しい武器もあるし、前回からの経験は残っている」と自信を示した。

 またアルゼンチンのリオネル・スカローニ監督は「本当に良いチームとの対戦で、非常なタフな試合になるだろう。彼らはしっかりとしたチームであり、チームとしてプレーし、挑戦的なチームだ」とクロアチアへの敬意を示した上で「われわれも良いチームであると確信している。タフな試合になるだろう」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
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