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「クロアチアはサッカーの国。特別な遺伝子を持っている」母国の躍進にOBボバン氏

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クロアチアは日本をPK戦の末、下した

 元クロアチア代表のズボニミール・ボバン氏が12日、クロアチア紙『スポーツケ・ノヴォスティ』のインタビューに応じてワールドカップ(W杯)2大会連続で準決勝に臨む母国の代表チームについて語った。

 カタールW杯決勝トーナメントにおいて、森保一監督率いる日本代表や優勝候補のブラジルをPK戦の末に退けて準決勝へと勝ち進んだクロアチア。同国出身のボバン氏は、ルカ・モドリッチらを擁する代表チームの強さの理由について、持論を展開した。

「いま、クロアチアが本当にサッカーの国であることにみんなが気づいたはずだ。特殊な何かを持っていなければ、これほど少ない人口の国がエリートの一員になれるはずがない。我が国の若いサッカー選手たちは特別なサッカーの遺伝子を持っているんだ。クロアチア国民の反応を見ても、このスポーツが我々のアイデンティティに不可欠なものであることが分かる」

 ボバン氏は13日にアルゼンチンとの準決勝が控える中、クロアチアのこれまでの戦いを振り返りつつ、自身の見解を示した。

「非常に困難な相手である日本に勝てたことは素晴らしかったとはいえ、予想はできた。だが、個の力で上回るブラジルを倒すためにはかなりの頑張りが必要だった。クロアチアの選手たちは、目標を目指して不屈の闘志で素晴らしい戦いを見せた。短いが凝縮されたクロアチアサッカーの歴史の中で史上最大の成功と言える」

 現行のクロアチア代表はユーゴスラビア解体の流れの中で1990年に発足したが、30年ほどの短い歴史の中で1998年フランス大会の3位、2018年ロシア大会の準優勝、そして今回の躍進と素晴らしい結果を残してきた。

「フランス大会はビギナーズラックと言われるかもしれないし、ロシア大会は数十年に1回のサプライズと言われるかもしれない。だがカタールにおいても実力を示したことで、クロアチアは高いレベルで継続性を示したチームであり、流星ではないことを意味する。だからこそ(ズラトコ)ダリッチ監督や選手たちはすべての栄誉にふさわしい」

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