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2026年北中米W杯の大会方式が正式決定!! GLは4か国×12組、決勝Tはベスト32から

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 国際サッカー連盟(FIFA)は14日、ルワンダ・キガリで理事会を開き、2026年に北中米3か国で行われるワールドカップの大会方式を決議した。過去最多48か国が参加するグループリーグは4か国×12組で行い、決勝トーナメントには32か国が進出することが正式決定した。

 26年のW杯はアメリカ、カナダ、メキシコの3か国で共催。これまでの議決により、参加国が史上最多の「48」に拡大されることはすでに決まっていた。一方、グループリーグの方式は当初、3か国×16組で行うよう準備が進められていたが、昨年末のカタールW杯期間中に見直しが決定。新たに検討が進められてきた。

 今回の理事会では、グループリーグが4か国×12組で行われることが決まった。各参加国はこれまでの4か国×8組と同様、グループリーグでは3試合ずつを戦い、その結果によって決勝トーナメント進出を争うことになる。

 また決勝トーナメントはラウンド32から実施されることに決まった。「各組の上位2か国ずつ(計24か国)」と「各組3位の成績上位8か国」の合計32か国がグループリーグ突破の権利を得られる。決勝トーナメントは1回戦(ラウンド32)、2回戦(ラウンド16)、準々決勝、準決勝、決勝(3位決定戦)で行われるため、ベスト4以上のチームの試合数は現状の「7」から「8」に増える。

 FIFAはこうした大会方式の決定について「スポーツの誠実さ、選手の福利厚生、チームの移動、商業的・スポーツ的な魅力、チームとファンの経験を考慮した徹底的なレビューに基づいて、FIFA評議会が全会一致で承認した」と説明。「改訂された形式により、談合のリスクを減らし、全てのチームが最低3試合以上をプレーすることを保証し、チーム間でバランスの取れた休息時間を提供できる」とメリットを強調している。

 なお、W杯の決勝戦は26年7月19日に行われることも決定。開幕日は未発表だが、各国のリーグ戦はすべて同年5月24日までに終了し、翌25日からはW杯に向けた準備のためのリリース期間に入るという。FIFAによると、合計56日間のリリース期間は2010年、14年、18年大会と同じ。もっとも、参加国の拡大によって大会日程が大幅に伸びることが避けられず、準備期間はそれぞれの大会よりも短くなることは必至だ。

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