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女子W杯で初優勝決定ゴール決めた23歳のスペイン代表主将、試合後に父の死を知る

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スペイン女子代表主将のDFオルガ・カルモナ

 最高の歓喜の後、最悪の悲報を耳にした。スペイン女子代表主将のDFオルガ・カルモナは女子ワールドカップ決勝で初優勝を決めるゴールを挙げた。優勝の歓喜に酔いしれたその後、カルモナは父が亡くなったことを伝えられたという。英『BBC』が伝えた。

 前半29分、この試合唯一のゴールをカルモナが沈めた。この得点が決勝点となり、スペインは初優勝。カルモナはこの試合の最優秀選手となった。

 しかし、この後にカルモナは自身の父の死を知る。『ロイター通信』によると、カルモナの父親は長い闘病生活を送っていた。そして決勝の2日前、18日に亡くなったという。

 スペインサッカー協会(RFEF)はSNSに「RFEFは、オルガ・カルモナの父親の死を発表することを深く残念に思う」と綴っている。

「カルモナは、W杯の決勝戦の後に悲しい知らせを知った」

「深い悲しみのなかにあるオルガとその家族に、心からのハグを送りたい。私たちはあなたを愛している。オルガ、あなたはスペインサッカーの歴史だ」

 スペインメディア『レレボ』によると、カルモナが決勝に集中するため、家族や友人たちはカルモナにこの事実を伝えないと決めたという。

 カルモナは21日、自身のSNSで思いを語る。

「あなたが私に特別なことを成し遂げる力を与えてくれたこと、私は知っています。今夜、きっと私のことを誇りに思ってくれているはず。パパ、安らかに」

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