[12.1 高円宮杯プレミアリーグEAST第17節 鹿島ユース1-1流通経済大柏 カシマスタジアム]

　名古屋グランパス入りが決定的と報じられている流通経済大柏MF青木亮太(3年)が逆転でのプレミアリーグEAST得点王獲得を誓った。前節までJFAアカデミー福島のFW金子翔太(3年)と1点差で得点ランキング2位だった青木は前半44分、左サイドを抜けだしたFW立花歩夢(3年)のラストパスを右足でゴールへ押し込んで今季14得点目。金子とこの日2得点を挙げた清水ユースFW北川航也と得点ランキング首位に並ぶゴールを決めた。「まだプレミアになって優勝していないので、優勝して、優勝した代にいたということを残したい。あと、得点王になれる可能性がある。金子クンが何点獲るかわからないですけど、(最終節で)点獲りまくって得点王を獲りたいと思います」と意気込んだ。

　選手権日本一の夢を阻まれた市立船橋との千葉県予選決勝を「負けたんで市船の方が全然強い」と素直に敗戦を受け入れている。だからこそ、いち早くプレミアリーグ優勝へ切り替えて、優勝と得点王獲得に集中している。この日の引き分けについて「少ないチャンスを決められるように前の選手は意識していかないといけない。まだ甘いです」と指摘したMFは高校年代のリーグ戦日本一を懸けたプレミアリーグチャンピオンシップ、そして来年以降へ向けて「いつも観客が楽しくなってもらえるようなプレーを目指している。ボール持った時のドリブルなんかもそうですし、驚くようなプレーを見せたい。(チャンピオンシップが行われる)埼玉でも?　そうですね」。後悔しないように、目の前の目標を全て実現させてプロの世界へ飛び込む。

[写真]前半44分、流通経済大柏MF青木が先制ゴール

(取材・文　吉田太郎)

---

▼関連リンク
2013プレミアリーグEAST