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[MOM3517]清水桜が丘MF望月斗弥(3年)_強みの「止める」力活かし、1ゴール1アシスト

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後半アディショナルタイム、清水桜が丘高MF望月斗弥が絶妙なトラップから2点目をアシスト

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.10 プリンスリーグ東海第10節 清水桜が丘高 2-0 藤枝明誠高 J-STEP東]

 貴重な先制ゴールでリーグ戦チームトップの5ゴール目。清水桜が丘高(静岡)は、エースMF望月斗弥(3年=エスパルスSS静岡出身)が1得点1アシストの活躍で勝利に大きく貢献した。

 0-0の前半45分、右サイドでボールを受けた望月はスペースへ抜け出したFW今野京輔(3年)へパス。そしてゴール前へ走り込むと、今野からの折り返しを「パスが浮き球だったんですけれども、面で合わせたので決められたと思います」というシュートでゴールへねじ込んだ。

 そして、後半アディショナルタイムにはカウンターから左SB石川瑠紀(2年)の対角パスを受けると、「(シュートも考えたが、)攣っていた部分もあって、中に入れた方が可能性が高いかなと思って」縦へ運んでからラストパス。これを今野が1タッチで合わせて勝利を決定づけた。

 2得点のシーン含めて光ったのが、「(ストロングポイントの)一番はトラップですね」という武器。正確に「止める」力を持っているMFは、思い通りにボールを止め、素早く次のプレーをすることで1ゴール1アシストという結果を残した。

 身長は160cmほどと小柄。「デカい選手に負けないように。すばしっこさや瞬発とかで負けないように」と語る10番はこの日、右サイドでボールを収めて攻撃の起点になり続けていた。一方で、縦に仕掛ける回数が少なかったことを反省。「縦の仕掛けやクロスボールをしっかりしていきたい。そして、もうちょっと得点力を求めていきたいですね。ボックス内で仕掛けていきたいです。(また、)守備の場面でサボっていた部分があったので、そこを直していけたらいい」と口にしていた。

 ブラジル代表FWネイマールの緩急をつけたドリブルが憧れ。「総体で良い結果を出せなかったので、選手権では全国優勝を目指していきたい」という望月が清水桜が丘の攻撃を引っ張り、ゴールと白星を重ねる。

(取材・文 吉田太郎)
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