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[横山杯]優勝を目標に掲げる習志野がハイプレスで前橋育英を凌駕! 前半3ゴールで逃げ切る

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習志野高が3-2で競り勝った

[12.27 横山杯決勝リーグ第2節 前橋育英 2-3 習志野 ジャーニィー若松グラウンドB面]

 強豪校の1、2年生が冬の「サッカータウン波崎」(茨城)で力を磨く「横山杯 第23回全国ユース招待サッカー大会」1st Division Topは27日から決勝リーグに突入し、第2グループ第2節では習志野高(千葉)が前橋育英高(群馬)に3-2で競り勝った。

 習志野は前線からの激しいプレッシャーで試合に入り、前半3分に早くもスコアを動かす。FKからMF押元槇之介(2年)のクロスにニアのFW嶋田凌馬(2年)が合わせると、緩やかな弾道でゴールに吸い込まれた。

 直後の前半5分にはゴール前のこぼれ球をMF橘翼冴(2年)が押し込み、追加点を奪う。続けて同15分、嶋田がスピードを生かして再びネットを揺らし、3-0とリードを広げた。

 劣勢が続いた前橋育英は3失点目を喫した後、選手たちが集まって話し合いを行う。これをキッカケに裏を積極的に狙う攻撃が目立ち始めると、前半30分にロングパスを受けたFW中村太一が巧みなループシュートを決め、1点を返して後半へ折り返した。

 ハーフタイム明けからも攻勢を続ける前橋育英。後半11分に中村が遠めから意表を突いてシュートを放つと、GKの頭上を越えて決まり、ついに1点差に詰め寄る。

 勢いそのままに終盤までゴールを脅かした前橋育英だったが、習志野も譲らず。粘り強いディフェンスを見せ、相手に同点弾を許すことなく3-2で逃げ切った。

 習志野にとっては、ひとつの自信となる難敵撃破。「(帝京に1-2で敗れた)1試合目があまり良くなかったので、次の試合もこの雰囲気のままやっていきたいです」(2ゴールの嶋田)。チームが目指すのは横山杯優勝。28日にグループ突破を懸け、勝ち点1差の首位・横浜創英高(神奈川)戦に臨む。

(取材・文 阿部哲也)

●横山杯第23回全国ユース招待サッカー大会特設ページ

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