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中学時代からのチームメートのFKを頭で合わせて先制点。鹿児島城西CB内田輝空は無失点Vにも貢献

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前半14分、鹿児島城西高CB内田輝空が先制ゴール

[2.21 九州高校新人大会決勝 鹿児島城西高 3-0 神村学園高 金武町陸上競技場(天然芝)]

「キッカーが中学校同じチームで。ああいうところ結構蹴ってくるなと思っていて、自信持ってあそこに入って行って、あと自分が触るだけのボールが来たので触るだけでした」

 太陽SC国分U-15出身の“ホットライン”で先制点を叩き出した。前半14分、鹿児島城西高は敵陣センターサークル付近から高精度キッカーのCB横山輝人(2年)がFKを蹴り込む。これを178cmCB内田輝空(2年)がヘディングシュート。「GKが出てくると思っていて頭越えたら良いなと思って、(バックヘッド気味に)触りました」という一撃がゴール左へ決まり、先制点となった。

「九州の決勝だったので嬉しかったです!」

 ムードメーカーの一撃で乗った鹿児島城西は、好守を連発する。内田は初戦で右SBとして先発し、その後CBのポジションで奮闘。高さと対人の強さが持ち味のDFは、この日も日本高校選抜候補FW西丸道人(2年)やU-16日本代表FW名和田我空(1年)擁する神村学園の攻撃を強い気持ちで弾き返した。

「神村学園の選手は個人個人の選手が凄い選手が多いので、そこに対してマンツーマンでしっかりやれて、無失点で終えたことは自分たちの中でも良い収穫になったと思います。(今大会)途中から無失点優勝を意識しはじめて、決勝も絶対にゼロで行こうと話していてゼロで行けたので良かった。けが人がいる中でこういう戦いができたのは、(3月の)サニックス杯とかにも繋がると思います」。

 注目CB福岡想太朗主将(2年)が負傷離脱する中、内田は高校入学前からのチームメートである横山らと協力して全6試合無失点。だが、決勝では序盤など決定機を多く作られていたことも確か。修正点を改善し、今後も強敵を封じ込む。


(取材・文 吉田太郎)

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