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[関東ROOKIE LEAGUE]東京V JY出身の技巧派、東海大相模MF深澤蒼。周りを活かすだけでなく「個人で打開して点を取れるように」

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東海大相模高MF深澤蒼(1年=東京Vジュニアユース出身、7番)は決勝点をアシスト

[4.23 関東ROOKIE LEAGUE Bリーグ第2節 東海大相模高 3-2 佐野日大高 時之栖うさぎ島G]

 東海大相模高(神奈川)は昨年のCリーグで優勝し、「2023関東ROOKIE LEAGUE」でBリーグに初昇格。第2節で初白星を飾った。前半を1-2で折り返したものの、後半7分にFW青木颯人がこの日2点目のゴールを決めて同点。さらに21分、MF深澤蒼のアシストから、左SB先崎晴逞が決勝ゴールを決めた。

 東海大相模の深澤は東京Vジュニアユース出身。チーム屈指の技術力を自負する深澤は、「(ストロングポイントは)パスの正確さです。個人としてはしっかり周りを見て判断して逆サイドに展開したり、開いているスペースを見つけて動き出すことができたと思います」と自己分析する。
 
 東京Vで磨いたテクニック、見る力を駆使する深澤や左利きのプレーメーカー、MF片岡宏介の展開から青木、FW須貝晏士の両ウイングがサイドアタック。そして、CFの戸川昌也らがシュートへ持ち込もうとしていた。

 大会初日は1-5で敗戦。だが、その悔しさをバネにして第2節の白星に結びつけた。深澤は「負けたことをバネにして、次節以降に繋げて、ここから全部勝てるようにしたい」。初勝利に満足することなく、ここから勝ち点を積み重ねていく意気込みだ。

 深澤の憧れの選手は元イタリア代表MFアンドレア・ピルロ。「遠くからでもどんどんシュートを狙ったり、逆に相手が警戒してきたらその裏に落とすパスとか上手い」。自分もさばくだけでなく、相手にとって怖い選手になることが目標だ。

「今は周りを活かすことがメインになっているので、個人で打開して点を取れるようになりたい。選手権で全国に出ることも目標ですし、チームのことも大事ですけれども個人の結果を意識していきたい」。東京Vユース昇格を逃し、他のチーム以上にボールを大事に戦っていた東海大相模へ進学。ゲームでボールに多く触れ、打開し、結果を残す選手になる。

(取材・文 吉田太郎)

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