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[MOM4279]大津DF松野秀亮(1年)_「教わってみたかった」恩師の下で武器を強化。成果発揮のヘッド

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大津高CB松野秀亮(1年=レノファ山口U-15出身)はヘディング弾を決めるなど奮闘。マン・オブ・ザ・マッチに選出された

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.4 球蹴男児U-16リーグD1第1節 大津高 5-4 九州国際大付高 大津町公園陸上競技場]

 大津高(熊本)は5-4の撃ち合いの末、「2023球蹴男児U-16リーグ」Division1開幕戦で 勝利。登録184cmのCB松野秀亮(1年=レノファ山口U-15出身)がマン・オブ・ザ・マッチに選出された。

 松野は前半、GKとの呼吸が合わずに失点に絡んでしまうシーンもあった。また、九州国際大付高は前に前にとボールを入れてくる攻撃。対応が難しかったという。だが、「後半は自分で『OK』と言ってしっかり前に跳ね返せたので良かった」と振り返る。

 加えて、2-2の後半21分にはロングスローをニアでそらす形で勝ち越しゴール。高さを攻守両面で発揮した。ヘディングは大津進学後、絶対的な武器にするために意識してトレーニングしているものだ。

 松野は公立校の大津に進学した理由について、「今は碇(明日麻、U-17日本高校選抜)さんとか田辺(幸久、U-17日本高校選抜)さんとかスケール大きい選手がいるので、今までも谷口(彰悟、現アルラーヤン)選手とか良い選手がいて、(総監督の)平岡(和徳)さんにも教わってみたかった」と説明する。

 九州の公立校から数々のプロサッカー選手を育成する平岡総監督の指導は、「思った通り、選手思いというか。言葉も心に残る」。恩師の言葉から、武器を磨くことを意識。「僕は身長がデカいので、ヘディングとか今は苦手なんですけれども、これから磨いていく」と誓う。

 この日はフィード力も発揮して勝利に貢献した。まだまだな部分も多いが、今後が楽しみな選手の一人。その松野は「3年間通して選手権全国制覇したいですし、日本代表とかにも絡みたい」。高校3年間の一日一日を無駄にせず、進化を目指し続けて大きく羽ばたく。

(取材・文 吉田太郎)

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