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[球蹴男児U-16] Division1昇格組の東海大福岡は大敗から切り替え、第2節で3-0勝利

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東海大福岡高の攻撃の要、FW大山鉄心(1年=ソレイユ出身)は苦しい展開の中で1得点

[5.4 球蹴男児U-16リーグD1第1節 神村学園高 10-3 東海大福岡高 大津町公園球技場]

 東海大福岡高(福岡)は昨年、「球蹴男児U-16リーグ」Division2で2位に入り、鵬翔高(宮崎)とのプレーオフを制してDivision1昇格。4日には、Division1開幕戦で神村学園高(鹿児島)と戦い、3-10で敗れた。

 この日1得点のFW大山鉄心(1年=ソレイユ出身)は、「(2nd stage/順位決定リーグで)上位のリーグに入ることを目指していて、個人的には男児の得点王を目指していて、それに向けてまずは『きょう絶対に勝ち切ろう』と言う気持ちで臨みました」と振り返る。

 大山は左サイドからの推進力のある動きなどで奮闘。カウンターから枠へシュートを飛ばすシーンもあった。だが、怪我明けで体が思うように動かなかったという。「身長も周りに比べてちょっと高くて、あとはドリブルが自分的には得意なんですけれども、きょうはあまりフリーで持たせてもらえなかった」。東海大福岡は失点が増加。だが、攻撃的な姿勢を持ち続けた。

 右FW原口青尚が精力的に前へ出て、交代出場のFW田中蒼大は2ゴール。体調不良から戻ってきたばかりの選手が多く、練習も不十分な中での戦いだったが、意地を見せた。大山は「僕らはこれ以上大量失点したりとか、これ以上の負けは許されないと思うから、それぞれが切り替えてまたあしたから勝てるようにしたい」ときっぱり。すると、悔しさをぶつけた長崎総合科学大附高(長崎)戦(5日)は原口、FW大津巧実、MF村上秀慶がゴールを決め、前日10失点の守備陣も無失点で終えて3-0で勝利した。

 攻撃の軸として期待される大山は、環境面とJリーガーを輩出していることに魅力を感じ、東海大福岡へ進学。「レベルが高くて、トップチームも近くでやっていて見えるから、早く入りたいなという気持ちがあります」と思いを高めている。

 今後へ向けては、「相手にとって怖い選手になっていきたい。(目標の選手は)最近はレバンドフスキとか。前で何でもできるから。そういう選手になりたい」。目指す姿になってAチームでのチャンスを掴む。

(取材・文 吉田太郎)

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