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[MOM4410]山梨学院FWオノボフランシス日華(1年)_ 「関東ROOKIE LEAGUE」初出場の快足ストライカーが決勝点

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山梨学院高FWオノボフランシス日華(1年=FC東京U-15むさし出身)は「関東ROOKIE LEAGUE」初出場で決勝点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.9 関東ROOKIE LEAGUE Aリーグ第9節 帝京高 0-1 山梨学院高 時之栖うさぎ島G]

「関東ROOKIE LEAGUE」初出場の快足ストライカーが、大仕事をしてのけた。山梨学院高FWオノボフランシス日華(1年=FC東京U-15むさし出身)が、交代出場から優勝を決める決勝点。前線からプレッシャーを掛け、相手のミスを逃さずにスライディングシュートでゴールを破った。

「凄く嬉しかったです。小学校からずっとトップをやっていて、感覚とかあって、自分の中でもゴールに一番近い位置なのでハイプレスでどんどん掛けて行こうというのがあった。途中からの出場で体力も余っていた。一番の武器がスピードなので、そこを上手く活かせたので良かったです」と喜んだ。

「関東ROOKIE LEAGUE」はチームメートたちが首位を快走する中、出遅れていたが、今夏は連日徹底的に走り込んで体力強化。連続でプレスに行く力を磨いてきた。そして、優勝を懸けた一戦で待望の初出場。試合前にコーチ陣から「『後半から行くぞ』『オマエが試合を決めてこい』と言われていた」という。その期待に応える決勝点だった。

 島垣亮吾コーチはオノボについて、“前田大然2号”と評していた。50m走6秒1はチームナンバーワン。迫力のある動きはOBの日本代表FW前田大然(セルティック)を彷彿とさせる。相手を背負ってキープすることや精度など課題があることは確か。だが、そのスピードや跳躍力は魅力十分だ。

 本人にとって、「東京オリンピックの時、がむしゃらにボールを追う姿や自分が『チームを勝たせてやろう』という気持ちが強いと感じた」FW林大地(ニュルンベルク)やFWネイマール(アルヒラル)も憧れの選手だ。自分も偉大な先輩や目標のFWたちのように、「ボールにビビっていてもしょうがないのでがむしゃらに」戦い続け、再びゴールで山梨学院を勝たせる。 

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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