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[MOM4413]静岡学園MF北田優心(1年)_ ROOKIE LEAGUE最終節で活躍。アシスト王を獲得

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静岡学園高MF北田優心(1年=ガンバ大阪ジュニアユース出身)は大一番で2アシストの活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.9 関東ROOKIE LEAGUE Aリーグ第9節 西武台高 0-5 静岡学園高 時之栖うさぎ島G]

 Aリーグ残留をかけた一戦で2アシスト。静岡学園高MF北田優心(1年=ガンバ大阪ジュニアユース出身)は残留に貢献し、自身もAリーグのアシスト王に輝いた。

 まずは前半24分、右サイドからの左足CKでCB吉田俐軌の先制点をアシスト。ファーサイドの吉田の足下に合わせたキックについて、「昨日練習で結構やっていたので、上手くできた」と微笑む。

 さらに後半16分には、「動き出しが見えて。そこに出すだけでした」とFW上田悠世へループパスを通して再びアシストを記録した。これでリーグ6アシスト目。前節まで4アシストで並んでいたFW藤本歩優(日大藤沢高)を上回り、単独でアシスト王を獲得した。

 ドリブルを最も得意とするレフティーはこの日、トップ下の位置で先発。相手のアンカーが常にマークしてくる中、足元で受けるだけでなく、スペースへ抜け出す動きも交えて時間を作っていた。そして連動した崩しにチャンレンジするなど、MF山縣優翔らと構築した中盤で多彩な攻撃を披露。その中で2つのゴールをアシストし、会心の結果でリーグ戦を終えた。

 静岡学園へ進学して半年。関東ROOKIE LEAGUEでは活躍したが、「ボールタッチとか技術の部分が結構成長したと思うけれど、守備の運動量とか個で打開する部分とか、一人で抜いて行って、みたいなところがまだまだ足りない」と首を振る。

 トップチームにいる同じレフティーの10番、MF高田優(3年)はプレースタイルが似ていることもあり、参考にしているプレーヤーだ。「カットインからのシュートとかフィニッシュとか上手いので自分も磨いていきたいです」。Jクラブも関心を寄せるレフティーのように、個で打開してゴールを奪う力を身につける。

 今夏はガンバ大阪ユースが日本クラブユース選手権(U-18)大会で優勝。MF當野泰生(1年)ら中学時代のチームメートたちを応援し、その優勝に刺激を受けたという。「あれは結構刺激になっています。今年、ルーキーはあんま良い成績ではなかったけれど2年後選手権で日本一になれるように、これから頑張っていきたい」。課題から目を背けず、自身を磨くこと。そして、次は自分が大舞台で躍動する。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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