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U-16東京都選抜は昨年超えに挑戦。主将のDF田中遥大(FC東京U-15深川)「もっと意識してやっていかないと」

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U-16東京都選抜の主将を務めたCB田中遥大(FC東京U-15深川)

[3.3 ヤングサッカーフェスティバル U-16静岡県選抜 3-1 U-16東京都選抜 草薙陸]

 昨年超えに挑戦だ。U-16東京都選抜は、昨年の国体少年男子の部で3位。CB佐々木将英(FC東京U-18)やFW前田勘太朗(横浜FCユース)、MF仲山獅恩(東京Vユース)ら世代トップクラスの選手たちで構成された東京選抜は、準決勝で優勝チームの茨城県選抜にPK戦で敗れたものの、全国大会で強さを発揮した。

 この日、U-16静岡県選抜戦で東京選抜の主将を務めたCB田中遥大(FC東京U-15深川)は、「やっぱり去年が強くて、結構プレッシャーっていうか……自分たちも去年を超えないと佐賀国(スポ)とかでやっぱり1位とか取れないと思うんで。常にもっと意識してやっていかないといけないかなと思います」語った。

 静岡選抜戦は競り負けたものの、カバーリングに秀でた田中遥とCB田中理久(FC東京U-15深川)の両DFを中心に踏ん張るなど攻守に渡り合い、MF舘美駿(修徳中)のスルーパスから交代出場FW山田将弘(東京Vユース)が同点ゴールを挙げた。前日の練習試合を含め、今後に繋がる試合に小野貴裕監督(関東一高)も前向きな評価。予定されている海外遠征や毎週のトレーニングを経て、先輩たちに負けないチームになることを目指す。

 田中遥はU-16日本代表のDF。静岡選抜戦はCBを務めたが、右SBが本職のプレーヤーだ。「スピードを活かした縦突破が得意なんで、そこからのクロスとかでアシストしたり、自分でシュートも打ったりして、得点とか結果に繋がるようなプレーをしていきたいです」と意気込んでいる。

 昇格したFC東京U-18は、年代別日本代表が多数の厚い選手層。「右SBもレベルの高い人がたくさんいるんで。でも、逆に考えたら学ぶことがいっぱいあって、自分自身も強くなることができるチームだと思うので、そういうところでビビるんじゃなくて、自分が成長するためにって思ってプレーしたい。FC東京はほんと刺激的な選手がたくさんいるので、そういうところで一番を取れるようにっていうのは常に意識してやっていきたいです」と力を込めた。

 静岡選抜戦では「チームの一体感が出るような声がけが足りなかった」と反省。普段のFC東京U-18の活動から意識し、自身の将来や国民スポーツ大会(旧・国体)優勝のためにリーダーとしても成長を目指す。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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