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「パワーでねじ伏せられるFW」へ。U-16東京都選抜FW山田将弘(東京Vユース)が同点ゴール

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後半18分、U-16東京都選抜FW山田将弘(東京Vユース/1年)が右足で同点ゴール

[3.3 ヤングサッカーフェスティバル U-16静岡県選抜 3-1 U-16東京都選抜 草薙陸]

 目標は「パワーでねじ伏せられるFW」。U-16日本代表FW山田将弘(東京Vユース/1年)が、U-16東京都選抜唯一のゴールを叩き出した。山田は0-1の後半18分、MF舘美駿(修徳中)からスルーパスを引き出すと、右中間からダイレクトの右足シュート。ファーサイドのネットを揺らし、チームに歓喜をもたらした。

「スルーパスであんまゴール見てなかったんですけど、感覚で打ったらそのまま入ったって感じです」と山田。182cmの強力ストライカーは、強みとする裏抜けのタイミングの良さを発揮してゴールに結びつけた。

 この日は0-1の後半開始から出場。「負けてる展開で、ラフなボールも入ってくるかなと思ってたんで、収めて、そこで1回起点を作って、流れ変えれたらなと思っていたんですけど、まだ足りなかったっすね」と首を振る。迫力のある動きで相手を苦しめていた印象だが、流れを変えられなかったこと、敗れたことを悔しがっていた。

 理想とするFWは、日本代表FW上田綺世。「上田綺世選手ほどは器用じゃないですけど、パワーでねじ伏せられるようなFWになれれば。相手と身体をぶつけながら、相手がいた方がむしろやりやすいぐらいなんで」という山田は今年、東京Vユース、東京選抜でも相手DFをねじ伏せてゴールを決める。

「まずここで負けちゃったんで、ミニ国(国民スポーツ大会関東ブロック予選)で絶対負けないように。本国に出場してなるべく上に行ければ。自分がエースで点取ってチームを勝利に導ければなと思っています」と宣言。今秋の国民スポーツ大会ではエースとして活躍し、東京選抜を日本一へ導く。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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