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シャビやカカが着用した“謎のホワイトシューズ” その全容が判明

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 欧州各国リーグやUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)でさまざまな選手が着用し、話題を呼んでいた真っ白なスパイク。“謎のホワイトシューズ”の全容が、ついに明らかになった。アディダスが開発した『プレデター リーサル ゾーン』。これまでの常識を覆す革新的なスパイクとなったプレデターシリーズ最新モデルの“プロトタイプ”が、ホワイトシューズの正体だった。

 リーガ・エスパニョーラのマドリッドダービーやクラシコ、プレミアリーグのマンチェスターダービー、さらには欧州CL準決勝。数々のビッグマッチでバルセロナのMFシャビ、レアル・マドリーのMFカカ、マンチェスター・ユナイテッドのMFナニ、そしてマンチェスター・シティのMFナスリが着用してきたホワイトシューズだが、いずれもスパイクの一部分が赤くカラーリングされていた。

 欧州CL準決勝のチェルシー戦に臨んだシャビのホワイトシューズはつま先部分が赤く、同じくバイエルン戦を戦ったカカは、インサイド部分が赤く彩られたスパイクを着用していた。マンチェスターダービーで対決したナニのスパイクはインフロントの一部分が赤く、逆にナスリのものはアウトサイドが赤かった。ナスリはノリッジ戦で甲の内側部分が赤くなったホワイトシューズも着用していた。

 次々と配置が変わっていった赤いカラーリングこそ、『プレデター リーサル ゾーン』が搭載する最新鋭の機能を表していた。『プレデター リーサル ゾーン』の最大の特長である「必殺5ゾーン」。現代フットボールに必要なボールスキルを最大限に引き出すテクノロジーが搭載された5つのゾーンが、真っ白なホワイトシューズの中でそれぞれ赤く際立っていたのだ。

 例えば、つま先部分に配置された「ファーストタッチゾーン」は凹形状のラバーがボールの力を吸収し、トラップ時により正確なボールコントロールをもたらすという。インサイド部分の「パスゾーン」はスパイクの内側に大量の形状記憶スポンジを内蔵。ボールを確実にミートし、正確なショートパスにつながる。

 インフロントエリアの「スイートスポットゾーン」はシュートやFK、クロスを蹴る際により多くのスピンを生み、アウトサイドに配置された「ドリブルゾーン」は適度なグリップ力を生み、ドリブル時の細かいボールタッチを追求している。さらに甲の内側部分の「ドライブゾーン」はボールに強い反発力を与え、より強く、より遠くへボールを蹴るためのパワーを生み出すように開発された。

 ホワイトシューズでその機能の一つひとつを体感していった選手たちは5月に入って『プレデター リーサル ゾーン』を着用し、実際にプレーしている。ゲームのあらゆる局面で、より正確なボールスキルをもたらす「必殺5ゾーン」。間もなく欧州のシーズンは終わりを迎えるが、6月に開幕するEURO2012を含め、その“効果”は今後のピッチの上で、各選手たちのプレーに表れていくはずだ。

▼『プレデター リーサル ゾーン』誕生秘話はこちらから

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