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終了間際に藤本が超絶ミドルを突き刺し、C大阪が山形を沈める

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[10.10 天皇杯3回戦 C大阪2-1山形 金鳥スタ]

 天皇杯の3回戦が各地で行われ、J1のセレッソ大阪はJ2のモンテディオ山形を2-1で下し、4回戦進出を決めた。4回戦は12月15日に行われ、組み合わせは改めて抽選で決める。

 圧巻のシーンは延長に突入するかと思われた後半44分だった。C大阪はゴールまで約35mの位置でボールを受けたDF藤本康太が、思い切って右足を振り抜く。するとスライス回転のかかったシュートが、GK中村隼の懸命の横っ飛びも実らず、そのままゴール右隅に吸い込まれた。「コースが見えたので」と振り返った藤本の値千金の決勝弾が、今年こそと意気込むC大阪を次のステージへと導いた。

 試合後、レヴィー・クルピ監督は「藤本と山下(達也)の2人がきょうの試合のベストプレーヤーだった。藤本は決勝点も決めてくれた非常にタフで強さを見せてくれた」とレギュラー格を欠いたDF陣の出来を手放しで喜んでいた。

 ただ先制したのは山形だった。C大阪に在籍したことのある選手も多い山形だが、後半5分に挙げた先制点も、今季途中にC大阪から移籍してきたMFブランキーニョのCKを2010年シーズンまで在籍していたDF前田和哉が頭で直接合わせたものだった。だがここのところ、リーグ戦3連勝中と勢いに乗るC大阪を止めきれず、後半14分に途中出場のFW杉本健勇をフリーにしてしまうと、終了間際に勝ち越し点を許し、2大会連続の3回戦敗退となってしまった。

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